話し合い当日、F子さん側は母親と兄だけで、F子さん本人は現れませんでした。
F子さんの不貞行為について義兄が話し始めても、「ふ〜ん。それで?」と失礼な態度をとるF子さんの母親。同席したかつみさんの夫がたしなめると、F子さんの兄は謝ってくれましたが、母親は逆ギレする始末。さらには、F子さんの兄の彼女について文句を言いだし、兄と言い合いを始めました。
離婚の話し合いの場にもかかわらず、関係のない話で親子ゲンカを始めた、F子さんの母親と兄。話にならない状況に、普段は温厚な義兄もさすがに憤り、一喝!
その後、義兄は弁護士を立てて、F子さんと浮気相手に慰謝料を請求。
浮気相手である義兄の同僚は、相場以上の慰謝料を支払い、別の支店へ異動となりました。
一方、F子さんはというと、ゴネにゴネて数十万円の支払いで決別となったのでした。
義兄の離婚から2年後…
義兄が離婚してから2年ほど経ったある日のこと。
義実家に集まったときに、かつみさんの夫が「最近、兄ちゃんはいろいろどうなの?」尋ねると、「F子のことが忘れなれなくてね」という衝撃の返答が……!
“あのときされた仕打ちを忘れたのか?”
かつみさんは心の中でそう思ったものの、義兄に言えるはずもなく、夫とドン引きしてしまうのでした。
F子さんの何がそんなに魅力的だったのかはわかりませんが、義兄の中にはF子さんの存在が強く残ってしまっているようです。F子さんは許されないことをしてしまいましたが、きっと義兄しか知らない、良い一面もあったのでしょう。心の傷は深いかもしれませんが、早く前を向いて幸せになってほしいですね。