ナプキンがない!
私は23歳のときに結婚して実家を出ました。心配性な母親のもとで育ったため、いつも家には大量のナプキンのストックがありました。そのため、私には自分でナプキンを買う習慣がありませんでした。
そんな中、結婚して夫と住む新居で初めて生理になりました。実家では当たり前に用意されていたナプキンですが、新居にはナプキンがないことに気づいたのです。もちろん、ナプキンが湧いてくるわけでもなく、自分で買いに行かないといけません。
しかし、このとき生理でおなかが痛かった私は、とてもナプキンを買いに行ける状況ではありませんでした。
夫に頼むと…
そこで、生理でつらそうにしていた私を心配してくれていた夫に頼んでみることに。ダメもとで「ナプキンがないんだけど、おなかが痛くて……。代わりに買ってきてくれない?」と尋ねました。
わが家は父親にもナプキンを見られないようにするなど、男性に生理だと言わないほうがいいという考え方だったため、「夫にナプキンを買いに行かせるなんて……」と、このときの私はかなり抵抗感を抱いていました。
けれど、夫はケロッとした様子で「わかった! ナプキンって、あのおむつみたいなやつだよね。種類は何がいいの?」と快く引き受けてくれたのです。
彼と結婚してよかった
私は「“羽あり”のナプキンであればなんでもいい」ということと、「駅前の薬局に売っていると思う」と伝えました。夫が帰ってきてから聞くと「売り場すらわからず、何をどう見たらいいのかもわからなかった」と言っていました。店員さんに確認して、ナプキンを買うことができたようです。
恥ずかしさがまったくなかったわけではないと思うのですが、それでも快く買いに行ってくれた夫。彼と結婚してよかったと改めて思った瞬間でした。
夫が買ってきてくれたナプキンを気に入ったので、それからは同じブランドのナプキンを使い続けています。
生理中のピンチを助けてくれた、夫のやさしすぎる行動に思わず泣いてしまいました。今では、いつ生理になってもいいようにナプキンをしっかり常備しています。
著者/Shuri
監修/助産師 松田玲子
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