<前回のあらすじ>妊娠と流産を経験してからおよそ1年が経過したある日。なかなか子どもを授かれないおきこさんは、基礎体温を毎日計測してみることに。すると、体温は毎日上がったり下がったりを繰り返していて、理想的な基礎体温の変化とはほど遠いものでした。さらに、おきこさんは基礎体温以外にも、自身の体調に気になるところがあって……。
※おきこさんからのお願い※
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の症状や程度は個人によって異なり、その対策や治療法もさまざまです。今回私が実践した方法はたまたま私に合っており、その結果妊娠できたというものなので、「多嚢胞性卵巣症候群でも妊娠する方法」を紹介するお話ではありません。あくまで一例として見ていただければと思います。
ついに産婦人科へ!
実は、基礎体温以外にも学生時代から続く慢性的な生理不順に悩んでいたおきこさん。前回の流産から再び妊活を始めたおきこさん夫妻ですが、1年経ってもなかなか授かれないのは、基礎体温が安定していないことに加え、学生時代から続く生理不順も関係しているのでは?と考えたそうです。
そこで、意を決して産婦人科を訪れたおきこさん。「学生のときと同じように今回も特に異常なしって言われるんだろうな」と思いつつも、妊活のためのアドバイスを何か1つでももらえたら……と医師に相談したところ、なんと経腟超音波検査で『多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん):別名PCOS』との診断が! 医師には「また2週間後に経過を見ましょう」と言われたおきこさんですが、初めて聞く病名に不安と恐怖しかなく、帰宅してからはネットでの情報収集に励む日々が続いたそうです。
PCOSは『両側の卵巣が腫大・肥厚・多嚢胞化し、月経異常や不妊に多毛・男性化・肥満などを伴う症候群』と定義されており、現在でも原因がはっきりとわかっていない病気です。女性の約5~10%にみられ、一般的な不妊症の原因となっているのだとか。妊娠希望の有無によって治療方針が異なるため、おきこさんは今後、医師と相談しながら治療や妊活を進めていく必要がありそうです。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師 松田玲子
おきこさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪
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