「ママだって限界!」次女の登園渋りに先生たち
私は三姉妹を育てる母。第3子を妊娠したとき、長女と次女はとても喜んでくれました。無事に三女を出産し、産褥期が過ぎたころから幼稚園の送迎を再開することに。するとそれまで良い子だった3歳の次女が登園を渋るようになったのです。幼稚園の登り棒やフェンスにしがみつき、「行きたくない~!」と泣く姿はまるで鯉のぼりのようでした。
私は「三女が生まれてから赤ちゃん返りをしているのかな」と、次女に寄り添うようにしていました。しかし、生まれたばかりの三女を抱えて毎朝次女を追いかけるのは大変です。焦ってイライラしてしまうこともあり、しばらく園を休ませるべきか悩みは尽きません。はじめは先生方から、「次女ちゃんは寂しがっているだけでは?」と言われ、私が対応すべきだと自分を説得しながら、なんとか頑張っていました。
しかし、2週間たっても登園渋りは改善することなく、再び先生に相談することに。すると先生は、「今まで様子を見てきましたが、お母さんが寄り添ってくれていること、次女ちゃんはきっとわかってくれていますよ」と言ってくれたのです。私はそのひと言で、気持ちを切り替えられました。
先生に声をかけてもらってからは「時間がかかっても、教室まで行けば帰りの時間には笑顔が見えるはず!」とどっしり構えられるように。すると徐々に娘の登園渋りも落ち着いてきました。これからも焦らず子どもたちを見守っていきたいと思っています。
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作画/ひのっしー
著者:田川ゆうこ
3姉妹の母。子育てのおもしろい体験談や家族のエピソードについて執筆している。保育士の免許を持っているが、わが子の育児は難しい。