妊娠中の胎動も強め、生まれた直後に自分で首を動かし、「あれ?もう首がすわっているかも!?」とびっくりしたわが家の息子。活発に成長していく姿に喜びを感じつつ、少々不安を抱えながら見守っていました。息つく間もない子育ての日々を振り返り、発達が早めだった私の息子の成長についてお伝えします。
とにかく活発!発達が早い息子
私の息子が生後4カ月になったころ、寝返りができるようになりました。うつ伏せが大好きで、胸をそらせて手を伸ばす姿を見て、すぐにハイハイをしそうな雰囲気に「発達が早すぎる!?」と感じることも。その後も母子手帳の発達目安に当てはまらず、「どこか異常なのだろうか?」と逆に不安になっていました。
保健センターで相談をすると、個性の範囲内とのこと。体重は軽めでスリム体型、余計に体を動かしやすかったのだと思います。生後5カ月になるとハイハイと同時につかまり立ちをするようになり、焦ってベビーゲートを用意しました。
高速ハイハイと三輪車を追いかける日々
息子の場合、おすわりの体勢は一瞬するけれど、おもちゃでじっくり遊ぶというようなことはなく、とにかく動き回り、イスなどによじ登って遊んでいました。危険な場所にも高速ハイハイでどんどん突き進み、とにかく目が離せません。
さらにお昼寝が短いことも重なって、ママはヘトヘト! 夜はぐっすり寝るタイプだったことが救いでした。生後10カ月で歩き、1歳では小走り、三輪車にまたがり、ペダルに足が届かないので地面を蹴って進んでいました。
毎日がデンジャラス!
毎日体力勝負で、出かけるのも家で遊ぶのも大変でした。設置したベビーゲートを乗り越えたり、知らない間に家の外へ出ていたりとデンジャラスな毎日でした。「この子は多動症なのだろうか?」とも思いましたが、4歳の今では落ち着いて過ごしています。
1人目の娘が赤ちゃんのころは、1歳2カ月を過ぎても歩かなくて心配していましたが、息子と比べたら、ゆったりした時間をたっぷり過ごさせてもらったのだと気付きました。
発達が早めだということを周囲に言うと、自慢されたと思われることもしばしば。当時の私としては、本当に心配したうえに、大変な毎日に対するちょっとしたグチのつもりでした。発達が早い子や遅い子、個人差がありますが、すくすくと成長していくわが子を温かく見守っていきたいですね。
著者:斉藤あや
大人しく内気な娘と楽天的で活発な息子、男女二児の母。ママ・パパに役立つ情報をお届けすべく、これまでの育児経験を生かして、育児の工夫やお役立ちグッズなどの情報を発信中。