ミツ子のミスで、遅れて会場に向かうことになったマユさん。電話で会場のお店の名前を聞いているとミツ子の電話から乾杯の声が聞こえ、「乾杯したからゆっくりでオッケー」と能天気に言い放ちます。。
外から電話をかけていましたが、いつの間にか小雨が降っていて、この日のためにお洒落した服も髪型も濡れてしまいます。憂鬱な気分と行きたい気持ちで葛藤するマユさんですが、このまま行かないと後でモヤモヤしてしまうと、タクシーで会場の店に向かうのでした。
気が滅入っていたけど、懐かしい友だちが温かく迎え入れてくれたーー
店に到着すると、ミツ子が駆け寄りわざとらしく謝ってきました。みんなが待つ部屋に通され、ミツ子の大げさな紹介でマユさんに一気に視線が注がれてーー。
「はいみんな注目!」
一瞬、その場の雰囲気に怯みそうになりましたが、マユさんが挨拶すると一気に場が和みます。手を振ってくれたり、空いてる席に誘ってくれたり、歓迎ムードで迎え入れてくれる人もいてひと安心するマユさん。ミツ子とのやり取りで滅入っていましたが、来てよかったと思えるように。
その後、お酒を飲んでその場にもなじんできたところ、マユさんは店の会場の空気が2つに分かれていることに気づきました。マユさんが座っている席付近は、ポジティブな会話がメイン。
一方、少し離れたミツ子が座っている付近は……。
◇ ◇ ◇
参加する前、ミツ子が主催者でミツ子の友だちも多いようだったので、マユさんは気が重く、行くこともためらっていました。
しかし、会場に入ったときこそ、ミツ子の紹介で視線が注がれ緊張が走りましたが、挨拶すると一気に場が和んでほっとしました。懐かしい友達が手を振って合図してくれたり、空いてる席へ促してくれたりと、学生時代に戻ったような温かな空気に来てよかったと思えたマユさん。
楽しい時間が続けばいいですが、ミツ子のいる付近ではどんな会話が交わされているのでしょうか?