「私ってダメな母…?」意気消沈したワケ
離乳食が始まってから手作りにこだわっていました。しかし、娘が1歳6カ月ころに復職し、保育園へ入園してからは、朝ごはんに火を使わなくなっていました。
そんなある日、SNSで毎日立派な和朝食を作るママの投稿を発見。子どもは娘と同じくらいの年齢で、共働き世帯のよう。私は同じ母親としての違いを目の当たりにし、自信を失います。しかし、その後も仕事と家の往復に慣れず「手抜きの朝ごはんでごめんね」と思いながらパンを出す日々が続きました。
そんな中、市役所でおこなわれる1歳半健診へ参加。娘の成長に問題がないと言われひと安心。最後に保健師さんとの面談があり、私は注意されるかも……と不安に思いつつ、毎朝パンを食べさせて何か悪い影響はないのか相談しました。
すると保健師さんは、「大丈夫です。なぜなら、世界には3食パンを食べて育つ子どももいますから」と断言。私はその回答にハッとさせられ 「ご飯はよくてパンはだめ」と思っていた自分の間違った固定観念に気づきます。さらに保健師さんは「よく頑張っていますよ!」と励ましの言葉までかけてくれ、ほかのママに比べてダメだと思っていた私は心が救われました。
それから数カ月して娘はイヤイヤ期に突入し、朝は娘の対応に追われます。そのため、今でも手の込んだ朝ごはんは作れていません。しかし、作り置きを活用したり、休日にこだわったメニューを作ったりと、自分なりにベストを尽くしているつもりです。保健師さんのおかげで、ほかの家庭と違っても、わが家はわが家のスタイルで良いのだと自信を持てた出来事でした。
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作画/ヒロミンミン
著者:小山 うみ
2歳の女の子の母。インドア派で家にいることが趣味。娘は活発でお外遊びが大好き。公園に行くべきか葛藤する毎日。