東京在住の私は、結婚前に自動車の免許を取る機会があまりなく、そのまま結婚、妊娠して出産しました。しかし、子育てをしていくなかで、「運転ができたらよかったのに」と何度も思うことがあり、長男2歳、次男1歳のときに自動車学校に通うことにしました。
運転できないと通院も大変……
長男1歳・次男10カ月と幼い年子を育てていたとき、次男の熱が1週間以上も下がらず、扁桃腺炎になって入院となりました。入院先はかかりつけの小児科が紹介してくれた総合病院。距離自体は近いものの、駅からはとても遠く、公共交通機関で通うには不便な場所にありました。
次男の付き添いを夫と交代でしていたとき、夫が車で15分で来た道のりを、運転できない私は電車とバスで1時間かけて帰宅。疲れも重なり、車を運転できない自分を悔やみました。
もっと子どもを連れてお出かけしたい!
ふだんの買い物も、年子を連れての移動は大変なため、すべて宅配。日中の遊びも家の中や、外出をしてもいつも決まった近くの公園や電車で1駅のところなど、お出かけをするうえでも不便に感じていました。
とても悩みましたが、長男2歳、次男1歳になったとき、車を運転できるメリットの方が大きいと感じ、自動車学校に通うことを決めました。
取得に1年かかったけれど取得してよかった!
通い始めた当時はすぐに免許がほしくて、長男2歳、次男1歳を慣れない学校の託児所に預けて通っていましたが、毎回大泣き……。無理をしてはいけないと思い、主人の休日だけ通うことにしました。そうなると、受けなければいけない授業がなかなか受けられず、結局1年が経過してしまいました。
時間もお金ももったいないので、やるときは集中し、試験はすべて一発合格でした。年子を育てながらでも勉強できたことは、今も自分自身の自信に繋がっています。
その後、3人目、4人目と子どもが生まれ、今では毎日車が必要な生活です。子どもたちが感染症のときは、待合室ではなく車で待たせることもでき、主人にもわざわざ休んでもらわなくてもよくなりました。
子育てをしながら自動車学校に通うのは大変ですが、運転できるようになって本当によかったと思っています。私と同じように「車を運転できたらなぁ」と悩んでいるママは、ぜひチャレンジしてみてくださいね!(TEXT:ママライター武山あゆみ)