幼いころの記憶
「物に当たっているときの記憶がない」というモラ介に、これまで彼がモラハラをおこなっていたときにこっそり録音していた音声データを聞かせたキナコ。すると、それまで穏やかだったモラ介の態度が急変し、「俺はこんなことしてない!」「俺が怒るのはお前のせいだ」と怒鳴り始めたのです。
キナコは助けを求めて友人に電話をしますが「彼と別れたほうがいい」というアドバイスを受け入れず、モラ介と付き合い続けていることを指摘されてしまいます。
そのときキナコが思い出したのは、自分が幼いころの記憶で……。
キナコの父は、キナコが幼いころから母に暴力を振るっていました。そして、家から出て行ってしまったそうです。母は、父が出て行くときも泣きながら足にしがみついていたそうで、そんな母に「私みたいな女になっちゃだめ」「男にどんなひどいことをされても別れちゃダメだからね」と言われながら、キナコは育ってきました。
友人に「モラ介に依存している」と指摘され、キナコからは涙が止まりません。そして、ついに「彼と別れるまでキナコとは話したくないよ」とまで言われてしまいました。
「物に当たられても、暴言を吐かれても彼と別れたくない」というキナコの考え方は、幼いころに母から言われ続けた言葉が原因なのかもしれませんね。
頼れる友人がいなくなってしまったキナコの心が心配です。
尾持トモさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!