娘がかんしゃくを起こす意外な理由!
娘のかんしゃくがだんだんと激しくなり、夫も私も疲れ切っていたある日のこと。週末に家から少し離れた大きい公園に家族で遊びに行きました。その日の娘は頑なに、ひとりで遊ぶと言い、なんだか怒った様子。そのうち、ひとりで登れない遊具で困っていたので夫が手助けしようとしたところ、「来ないで!」と怒って泣き出してしまいました。その後、怒ってばかりの娘を夫が強めに叱ったところ、娘は公園の真ん中で大号泣。楽しいはずのおでかけが散々なものになってしまったのです。
その夜、夫は公園で娘を叱ったことを大反省。夫婦で話し合い、今後は何があっても娘を否定せずに、気持ちに寄り添っていくことを決めました。その結果、徐々に娘が本音を話してくれるように。娘の心が不安定になっていた理由は「年中さんになるのが怖い」というもの。娘は元々繊細でちょっとした変化も不安に感じるタイプ。親や先生の口から「年中さん」というワードが出るたびに不安を募らせていたのだと思います。
その後は、進級してからの楽しみを話したり、「どうして不安に感じるのかな?」と不安の原因を一緒に考えたりしました。担任の先生にも共有し、娘に「年中さんになっても先生はいるよ」と話してもらうことで、娘は徐々に年中に上がることを受け入れたようです。
あのとき娘の本心に気づかず、目の前の行動だけを見て叱っていたら、かんしゃくはもっとひどくなっていたかもしれません。かんしゃくはSOSのサイン。繊細な娘に疲れることもありますが、なるべく気持ちに寄り添っていきたいと思った経験でした。
先輩ママの体験談、いかがでしたか?「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。
作画/mosu
著者:佐藤ななみ
幼稚園年少の4歳になる娘を持つアラフォーママ。繊細な娘の育児に疲弊しながらも、趣味の推し活で日々の活力を補給する日々。