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判断が間違っていた! サイズが大きくなったパンプスを履き続けた衝撃の結末とは【体験談】

プライベートや仕事でパンプスを履く機会があります。自分の足の形に合うものに出合えたらうれしいのですが、オーダーメイドでもしない限り、ぴったりと合うものにはなかなか出合えません。久しぶりに自分の足の形に合うパンプスに出合え、しばらくお気に入りで履いていました。しかし、だんだんと革が伸びてきて、少し緩いなと感じながらも履き続けた結果、予想外の経験を味わうことになった私の体験談を紹介します。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師中村 光伸先生

光伸メディカルクリニック院長。医学博士。整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』(アスコム)。
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まさに理想通りの一足に出合えた

洋服でも靴でも、既製品で自分の体にぴったり合うものを探すのは、なかなか難しいものです。なのでデザインはもちろんヒールの高さや太さを考慮し、自分の足の形にぴったり合う一足を見つけることは、私にとっては楽しい時間ですが、少し面倒だなと思うことも。それでも靴が好きなので、数件の靴屋を回り、何足も試着し、最後に決めた一足を、お手入れしながら大切に履くことが大好きでした。

 

40代に入ったころ、プライベートで履くための黒で少しデザイン性のあるパンプスが欲しいと思い、いつものように数店舗を回り、そしてまさに理想通りの一足に巡り合えました!

 

両足の外側は太めで、しっかりしたリボンがあり編み上げのデザインになっていて、その部分だけ革がないので足が透けて見えます。ただの黒いパンプスではない、私の理想通りのデザイン。「すてきな靴だね!」という言葉をかけてもらうことも多く、ますますこの一足が好きになっていきました。

 

予想もしなかったまさかの展開に

脱げかけているパンプス

 

お気に入りのパンプスを履き続けて2年ほどたったころ、少しずつパンプスの形が変化してきていることに気付きました。履いているうちに革が伸びてきたのか、購入当時よりパンプスと足の間に余裕ができ、サイズが大きく感じるようになってきたのです。そのうちにパカパカと、かかと部分が脱げるようになってしまいました。

 

中敷きを1枚敷かなきゃいけないかなと思いつつ、その日もパンプスを履いて出かけました。車だったので、歩く距離は少ないからいいか! と。しかしこの判断が予想外の展開になるとは……。

 

この日はアロマオイルのマッサージを受けに夕方から出かけました。凝り固まった全身をほぐしてもらい体も心も癒やされ、さあ帰ろうとお店を出て、すぐ横の駐車場に停めた車に向かって数歩歩いたところで、今まで経験したことのない角度で足をひねったのです!

 

あまりの痛さに声も出ず、しばらくその場にうずくまりました。痛みに耐えながら、何でこんなことに? と考えてみると、なんとアロマオイルが肌に残っていて、パンプスの中で足が滑り、足首をひねったのでした。

 

サイズが大きくなってしまったこのパンプスさえ履いてこなければ、こんなことにはならなかったはずです。

 

 

翌日、診断された結果とは?

松葉杖をついて歩くイメージ

 

その日、整形外科はすでに閉まっている時間だったので、とにかく自宅に戻りました。ひねった左足の甲の外側を氷で冷やすのですが腫れはひかず、痛みは増す一方。その夜は一睡もできませんでした。

 

翌日、朝一番で近所の整形外科で診察を受け、医師から告げられた結果は「中足骨にヒビが入っているからギプスで固定するね」とのこと。まさかの結果と痛みと睡眠不足で、ぼう然としてしまいました。ですが、車の運転があるので左足でよかったと、冷静にそう思ったことだけははっきりと記憶に残っています。

 

ギプスはどれくらいで外れるのか医師に聞いてみると、「1カ月くらいかな」と。

 

それから松葉杖をつきながらの生活を送ることになり、外出先ではいろいろ困ったことがありました。信号機が青になると同時に横断歩道を渡り始めるのですが、信号が赤に変わっても渡り切れません。またエレベーターに乗りたいのに乗る直前でドアが閉まってしまうし、これまで経験したことのないことが多くて、毎回冷や汗をかいていました。そして、周りにいた方のありがたい手助けややさしさもたくさん受け取ってきたと思います。

 

以前のように歩けるようになったのは

そんな生活にも少しずつ慣れてきたころ、ギプスが外れたのですが、ホッとしたのもつかの間、すっかり筋肉が落ちてしまった左足を地面につけて歩くという恐怖が待ち受けていようとは……。

 

骨はくっついているのに、何となく痛いような錯覚と、自分の足の感覚がまひしてしまっているようで、左足を地面につけること自体が怖かったのです。実際に地面に足をついてみると、自分の足ではないような違和感がありました。

 

最初はゆっくり、なんとなく左足を引きづるように歩くところから始まり、少しずつ、以前のように歩けるまでまた3カ月ほどかかりました

 

まとめ

このけがをきっかけに、パンプス以外の靴でも、自分の足のサイズに合ったものを履くことが大切だと反省しました。自分の靴のサイズをすべて確認し、少しくたびれてサイズが合わなくなった靴も整理しました。二度と同じ経験をしないよう注意しています。

 

その一方、ギプス生活を体験したことで、足が不自由な人の目線、立場に立って周りを見ることができるようになりました。この経験をしたからこそ、周りに手助けが必要そうな方がいたら、何か手伝いはできないか? と、声をかけるようにしています。

 

これからも、相手が助けを必要とするときに何かできる自分でいられるために、この体験から得たものを忘れずにいようと思っています。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

イラスト/サトウユカ

 

 

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著者:バニラ

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