勧誘される出会いもありましたが……。お裾分けをし合ったりスッピンを見せたり、温泉旅行に行ったりと気を遣いすぎることなく居心地のいい関係のママ、子どもの発達で悩み産後うつという共通点があり考え方や好みが似ているママにも出会い、ママ友から友だちに変化。産後に子ども抜きの付き合いができる大切な友だちもできていました。
公園で出会った料理上手なママ友。食は気になるけど……
すや子さんが息子と近所の公園で遊んでいると、転勤で引っ越してきたというカヨさんというママによく会うようになり親しくなりました。
「うちの子も遊んでいいですか?」
すると女の子連れのママ「田中さん」が声をかけてきて、3人は連絡先を交換。子どもたちは公園で遊び仲間となりました。
ある日、田中さんの提案でお菓子を持って集まることになりました。公園でひと遊びした後、レジャーシートでお菓子タイムに。田中さんの娘が食べているお菓子が手作りということが判明。
「みなさんの分もあるので食べてください」
鍋で作ったというそのケーキはなんと人数分あると言い、感激しながらみんなでケーキをいただきました。
雨が降り出してきたため、カヨさんの家へ移動することになった親子。そこですや子さんの息子が鼻血を出したことから、洗濯の話になりその流れで洗剤は何を使っているかという話題に。
田中さんがいい洗剤を知っていると言うので今度教えてくれることになりました。
日も暮れてカヨさん宅を後にして田中さん親子との帰り道、料理の話になると時間やお金はかかるけど子どもに安心・安全なものを食べさせたいと言う田中さん。
すや子さんも妊娠中は食べ物に気を使っていたことを振り返ります。
食への意識が高い田中さんは料理教室にも通い栄養学を学んでいることも知りました。
後日、田中さんからお料理教室のお誘い連絡が届きます。興味はあるものの育児で手いっぱいで子連れ参加も大変そうなことから、予定が入っていることにして断りました。
田中さんの返信にドキドキしていると、「またお誘いします」と返ってきて、遠回しに断るのではなく次回ははっきり断ろうと心に決めるのでした。
◇ ◇ ◇
田中さんに料理教室に誘われたすや子さん。料理に関心はあるものの、育児で手いっぱいで子連れ参加も厳しそうなので断ることに。
田中さんのように食のこだわりを深めることも素敵ですが、毎日それを続けるのはハードルも高くなってしまうもの。お惣菜やレトルトなども上手に活用して乗り切るのも一案です。無理せずママが笑顔でいられることの方を優先してほしいですね。