かんしゃく持ちの娘にお手あげ!
かんしゃくのはげしい娘が2歳になるころ、娘の誕生日と第2子となる赤ちゃんのお披露目会を兼ねて、わが家に両親がやってきます。その日、一段と機嫌が悪い娘は着替えもせず、大人の会話に入れないと怒り出しました。また用意したごはんもほとんど食べず、わがまま放題の娘に両親もどう接したらいいかわからないという様子。
解散後、母に突然「あんたが甘やかしているから、わがままに育ったのよ」と言われ、私はひどく落ち込みました。そんな私の気持ちを軽くしてくれたのが、大変だと思っていた2人目の育児だったのです。妊娠中は「私が育てたら、またかんしゃくがひどい子に育つかもしれない……」と不安な気持ちもありましたが、生まれてきた息子はよく寝て、怒ってもすぐに切り替えて遊びだすタイプ。人見知りもなく育てるのがラクでした。同じように育てたつもりでも、正反対な性格の2人。そこで初めて「娘は育てにくいタイプなのかも」と気づいたのです。
子どもには生まれ持った気質があることを実感した私は、かんしゃくが激しい娘と向き合ってきたこれまでの自分を褒めることに。今ではかんしゃくを起こす娘のことも個性だと受け止められるようになり、たくさん甘えさせています。
子どもの性格も子育て方法も子どもの数だけあるもの。今も時々母からは「甘やかすからよ」と言われます。しかし、「娘のことを一番考えているのは私だ!」と自信を持って、子育てしていこうと心に決めたエピソードです。
先輩ママの体験談、いかがでしたか?「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。
作画/Pappayappa
著者:大山えり
3歳になる繊細な女の子と1歳の単純な男の子を育てる、寝ることが大好きな30代ズボラママ。アクティブに遊ぶのも好きだが、ひとりの時間は必須! 両親と敷地内同居中。専業主婦だったが、娘が幼稚園入園を機に仕事を始め、育児や家事との両立に奮闘中!