隔離をしたい! しかし…
次男が生後2カ月だったとき、4歳の長男が新型コロナウイルスに感染。熱は1日で下がり元気いっぱいだったのですが、ほかの家族に感染させる可能性があったため、何とか長男を隔離しようと試みました。
長男を隔離することは難しかったので、新型コロナとわかってから長男はリビング、次男はベビーモニターを付けた寝室、中学生の長女は自室、私たち夫婦は交代で次男と長男のところを行ったり来たりしてミルクや食事、お風呂の世話をしていました。しかし翌日、私の新型コロナ陽性が判明!
私は高熱と倦怠感、全身の痛みで子どもの世話をするのが難しく、夫の「休んでていいよ」の言葉に甘えて、子ども部屋で休ませてもらうことに。私も夫も医療職で、家族に新型コロナ陽性者が出た場合は濃厚接触者となり、出勤停止という状況だったので、夫が家事や育児をひとりで担ってくれました。
夫はベビーモニターで寝室にいる次男の様子を常時うかがいながら、時間になったら育児用ミルクをあげに行き、ひとりでお風呂に入れ、合間には長男と長女の食事の準備、長男の相手もしてくれたのです。次男はまだ寝返りができず、セルフねんねしてくれる状態だったので何とか成り立ったことですが、それでも夫の家事や育児スキルの高さにビックリしました。
さらに、「こんなときだし、ごはんはレトルトで大丈夫だよ」と伝えたのですが、夫は「時間あるし、食材が廃棄になったらもったいないから簡単なものを作るよ」と、うどんや炒飯を作ってくれたのでした。
夫は、普段から家事や育児にしっかり参加してくれるほうでしたが、ここまで何日も家事や育児を完全にワンオペ状態で任せたことはなかったので、夫の家事や育児スキルの高さに驚きました。隔離のおかげかどうかはわかりませんが、最終的に次男は新型コロナウイルスに感染せずに済みました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:吉川みきな/30代女性・看護師。2008年生まれの女の子と2018年生まれ、2022年生まれの男の子の年の差きょうだいを育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
作画:キヨ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています