「そんな言い方しなくても！」夫婦喧嘩ばかり→子どもにも呆れられ「あること」を決めると？

 

「夫婦ゲンカは犬も食わない」とよく言われるように、思い返せば私たちのケンカの内容も他人が聞いたら「え？そんなことでケンカしたの？」と笑われそうなことばかりです。

 

例えば、2人で旅行に行ったときのこと。旅先で計画的に動きたい私に対し、夫は計画を立てず自由に動きたい人のため、必ずと言っていいほど旅行をするたびにケンカになっています。

 

そんな私たちの姿を見た子どもたちからは「よくそれで2人で何度も旅行に出かけようとしているね」と笑われてしまうのです。

 

私たちは、恋人時代もよく一緒に旅行をしていたのですが、そのころはそんなにケンカをした記憶がありません。けれども、結婚して夫婦になってからは、旅先でケンカをする頻度が多くなりました。

 

旅先で次の目的地を決めるとき、自由行動派の夫と計画派の私では行きたい場所が異なることが多いため、話し合いをします。そのとき、夫の言葉に「そんな言い方しなくても！」とカチンとくることがあり、お互いにだんだんとイライラし始めてしまうことが多いです。

 

恋人時代は、お互いにイライラしても、自分が悪いと思ったらすぐに謝ることができていました。しかし、夫婦になってからはお互いが素直に「ごめん」と謝ることができなくなり、ケンカに発展することが増えたのだと思います。

それからの私たちはというと、子どもたちが巣立ち、夫婦2人の生活が始まりました。2人になったことで、私たちは今までよりもたくさん旅行をするように。

 

ほのぼのゆったりと旅先で過ごしたいところですが、やはり変わらずささいなことでケンカをしてしまう私たち。旅先での思い出がケンカばかりになってしまうのはもったいないので、夫と話し合うことにしました。

 

そして、話し合った結果、お互いに「自分の言い方が悪かった」と思ったら、素直に「ごめんね」と謝ろうということに。

 

年齢を重ねるとつい頑固になりがちですが、「もう一度恋人時代のような関係に戻って素直に謝ろう」と決めたことで、私たちは旅先でケンカをすることはほどんどなくりました。

 

 

旅先でささいなことをきっかけにケンカをしていた私たち。これから先の人生も2人で仲よく旅行をしていきたいので、「素直に謝る」ということを、お互い忘れずに過ごしていきたいなと思います。

 

著者／坂本きくの