「親なら女の子を守るだけじゃなく、男の子の価値観を作っていく側」「ママに見えないなんて言われて喜んでいる場合じゃない」という環さんの言葉。これを聞いたらっさむさんはさらに衝撃を受けます。
パンッという音が聞こえた
「ママに見えない」が褒め言葉ではダメ。環さんの意図することがわかり、私の体に頬をたたかれたかのような激震が走りました。いえ、ショックと言うより「目を覚まさせてもらった」感覚です。
解散後の私は浮遊感でいっぱい。社会における自分の立ち位置がはっきりして、息がしやすくなった気がしたのです。開眼したかのような私は、おばちゃんをすんなり受け入れている友人に、その理由がわかったと伝えると……。
「おばちゃんになるのは何てことないけど、寂しいおばちゃんになるのは平気じゃない」と、うつむいたまま友人がつぶやいたのです。
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次世代のための意識改革まで見据えている環さん。女性の若さと美しさを消費する社会を、親として変えていかなければ。らっさむさんは、抱えていたモヤモヤが晴れた気持ちになり、「おばちゃん化」についても納得できた様子。ただ、「寂しい」おばちゃんにはなりたくないと言う友人が気になります。みんな思いが違って当たり前。すべてを理解できずとも、寄り添えるといいですね。
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