わが家の3歳の娘は、お片付けが大の苦手。幼稚園に入園し、園生活においてもお片付けができない様子です。どうやってお片付けを教えたらいいか悩み、保育士さんに相談してみることにしました。今回は、保育士さんに教えてもらった、お片付けができる子になる年齢別のポイントをご紹介します。
1歳代は「親が子どもに片付ける姿を見せる」
お片付けの習慣は1歳代から始まっているそうです。わが家の娘が1歳代のころは、特にお片付けの習慣を教える意識を持っていませんでした。部屋はおもちゃで散らかったまま、なんて日常茶飯事。
1歳代のポイントとして「親が子どもに片付ける姿を見せること」が大切なのだそう。まずは親の姿を見ることで「遊んだあとはお片付けをする」という意識が少しずつ子どもにも刷り込まれていくのだそうです。
2歳代は「お片付けの習慣をつける」
2歳代からは、少しずつ自分でお片付けができるように教えていくといいとのこと。しかし、イヤイヤ期真っ只中の2歳代に教えるのは相当な難関ですよね。
保育士さんの話によると、このころは「きれいにお片付けができること」よりも「お片付けの習慣が身につくこと」のほうが大切だといいます。私は娘がきれいにお片付けできないことに悩んでいましたが、まずは習慣化することを意識すればよかったのかと気付きました。
3歳代は「遊びの延長でお片付けをする」
娘が3歳代に入り、まだひとりでお片付けができないことに私は悩んでいたのですが、3歳代でもひとりでお片付けをすることはなかなか難しいようです。そこで、保育士さんが実践しているアイデアを教えてもらいました。それは、遊びの延長でお片付けをすること。
「どっちのお片付けが速いか先生と競争しよう!」と言うと、園児たちはみんな張り切ってお片付けしてくれるそうです。一番手軽にできるアイデアなので、私も自宅で挑戦してみようと思います。
1歳代と3歳代では、お片付けのできるレベルが違う。言われてみると当然のことですが、私は大人の感覚で考えていた部分が多かったのかもしれません。親の習慣が子どもに影響をすることも学び、自分の普段の生活を見直すきっかけにもなりました。
著者:田中由惟
一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。