ある日、悠亜が元カレの会社のパーティーに参加すると聞いて、一緒に行くことにした彩と美咲。彩以外のふたりはパーティーを楽しんでいる様子でしたが、彩は、見知らぬ男女が楽しむ場に馴染むことができず、会場をひとりウロウロ……。「私、何してんだろ……」。そんな気持ちで帰宅しました。
夫に「今日、何してたの?」と尋ねられたものの、「関係ないでしょ」と冷たい返事をしてしまった彩。夫に黙ってパーティーに出かけたため、「そのうち話さなきゃ」と思いつつ、産後レスの話し合いから夫婦の溝はますます深まり、切り出せずにいました。
後日、ランチへ出かけた彩と悠亜。そこで偶然、パーティーで話していた男性と親密そうに談笑している美咲を見かけます。驚きのあまり、開いた口がふさがらないふたりは……!?
男性との密会の真相は…!?
「ねぇ美咲さん! ごめんね、私たちこの間……その、見ちゃって……」
3人で集まった際、悠亜は率直に話を切り出しました。
「違います違います! 髪に触れていたのは、虫がついていて……」
「なーんだ、じゃあ不倫じゃなかったのか!」
心なしか残念そうな悠亜。
「実は……私、仕事復帰したくて」
お店で話していた男性とは、仕事の話をしていたそう。
「でもたしか、旦那さん反対なんじゃ……」
「家にいてほしいってタイプだったよね」
美咲はもともと、バリバリ仕事をこなすキャリアウーマン。職場で出会った夫との結婚をきっかけに、夫の要望に応え、家庭に入っていたのです。
「うん、どうせ反対される。だから決まるまで何も言わないつもりです」
仕事復帰に向けた美咲の意志は固く、夫に黙って話を進めようとしていたのでした。
家事や育児に専念してほしい気持ちから、妻に専業主婦でいることを望んでいる夫。家庭によって考え方はさまざまですが、妻に仕事をしたい意志があるのならば、尊重してほしいところ。美咲が勇気を持って踏み出す一歩を応援したいですね。