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「生理について学んだの」娘の報告に戸惑ってしまった私。そのワケは

2人の娘に生理の話をできずにいた私。あるとき、娘から「生理のことを学校で習ったよ」と報告された私は……。

「生理について学んだの」娘の報告に戸惑ってしまった私。そのワケは

 

伝え方がわからなくて…

私には娘が2人いるのですが、私は彼女たちに「生理をどういうふうに教えたらいいのか」と悩んでいました。

 

生理のしくみから、ナプキンの使い方や処理の方法など、教えるべきことはたくさんあるのですが、いざ教えるとなるとどう伝えたらいいかわからずにいたのです。

 

わからないというより、親子間で生理の話をすることに、なんとなく恥ずかしさを感じていたのだと思います。

 

過去を振り返ってみると

自分自身がどうだったのかと考えてみたとき、私には母から生理について教えてもらった記憶がありませんでした。

 

保健の授業で習ったことはありましたが、そのとき私はまだ初潮前。授業で習ったあと、家で母のナプキンをこっそり開けて、ショーツに着ける練習をしたことを覚えています。

 

しかし、ナプキンの裏表や正しい着け方がわかっておらず、最初はテープ部分を肌に当ててしまっていました。「なんとなく変だな」とは思っていたのですが、そのときは誰に聞くこともできなかったのです。

 

どうやって正しい着け方を知ったのかは思い出せませんが、最後まで母に聞けなかったことだけは確かです。

 

娘からの報告

そして私は大人になり、娘が生まれました。小学生になった娘から「今日学校で生理のこと習ったよ」と聞いたとき、生理のことをもっと詳しく話せたらよかったのですが、実際には「そうなんだ」と軽く反応しただけで、詳しく話さずに終わってしまって……。

 

結局、親子で生理の話をしないまま、2人の娘は初潮を迎えました。けれど、学校でしっかりと教えてもらうことができたのか、娘たちはナプキンの着け方から処理までとてもじょうずにおこなえていました。使用済みのナプキンをきちんと丸めて、新しいナプキンの包装で見えないように包んで……と、いつもきちんと片づけています。

 

 

生理だけでなく性の話についても、家族の中でオープンに話せたほうがいいのだと思います。しかし、実際におこなうとなると、私は少し難しさも感じてしまいました。

とはいえ、今後、娘たちが生理や性についてひとりで悩まないように、まずは相談しやすい雰囲気づくりから取り組んでいきたいなと思っています。

 

著者/うみの るな
イラスト/アゲちゃん
監修/助産師 松田玲子

 

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