同じ時間に服用できない
私は大学時代から徐々に生理症状が悪化し、仕事や私生活にも悪影響が出始めたため、婦人科を受診しました。医師に相談した結果、低用量ピルを服用して生理症状の軽減を図ることに。
低用量ピルは、休薬期間以外は毎日決まった時間に服用する必要があります。
しかし私は、もともとズボラで忘れっぽい性格であるため、同じ時間に低用量ピルを飲み忘れてしまう日があって……。アラーム機能を利用するなど、対策はおこなっていたものの、それでも飲み忘れることや、飲む時間が大きくずれるということがたまに起こっていました。
予兆のない不正出血
医師によると、薬の飲み忘れや飲む時間が大きくずれると、不正出血が起こりやすいとのこと。実際私は最大で120日間生理を止められるという低用量ピルを服用していましたが、飲み忘れや飲む時間のズレがあったため、1カ月経たないうちに出血することもありました。
この不正出血には規則性がなく、たとえば生理のように少し前から食欲が増加したり、眠気が増したりといった予兆のようなものもありません。突然起こるため、出血を予想することが難しく、下着を汚してしまうことも多々ありました。
一方で、PMS(月経前症候群)が軽減するなど、低用量ピルによる効果を感じられていたため、私は「これからも飲み続けたいけれど、ズボラで忘れっぽい私には管理が難しいな」と感じていました。
不正出血が起こらなくなった
飲み忘れや、飲む時間のずれなどは度々起こしてしまっていましたが、低用量ピルの服用を続けるうちに、悩んでいた不正出血は起こらなくなっていきました。
医師によると、「低用量ピルは長く服用していくと徐々に効果が安定する」とのこと。このとき、低用量ピルの服用から半年以上経っていたため、私も薬の効果が安定してきたのかなと思いました。
とはいえ、決まった時間に薬を飲むことが重要なので、飲み忘れや時間のずれを防ぐために、アラームの設定を気づきやすいように変更するなど対策を続けています。
現在は効果が安定したことに加え、対策が功を奏して飲み忘れもしなくなりました。きちんと対策ができれば、ズボラな私でも管理できるのだと自信が持てるようになったのでよかったです。今後も低用量ピルを継続して服用したいと思っています。
※この記事は実話に基づいた体験談であり、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者/百田
監修/助産師 松田玲子
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