何もなかったことにしてほしいと土下座で謝罪するヒナタでしたが、女性は茶化すような発言をしてきたのです。ヒナタは手持ち金を机の上に置くと、「失礼します!」と言ってその場を去ったのでした。
その出来事があってから、あっという間に1週間が過ぎ、結婚式の前日を迎えることに。会場にはユリの友人たちが集まっていたのですが、その中にヒナタが一夜を共にしてしまった女性・モネがいたのでした。
ヒナタと話していたユリは、チェックインを済ませた両親と合流するため、その場を離れることに。すると、その隙を狙っていたかのようにモネが現れます。ヒナタとモネが話をしていると、突然ドアをノックする音が聞こえてきました。
"こんな状況を見られたらまずい"と焦ったヒナタはモネに指示を出しました。しかし、モネは不意打ちでキスをしてきたのです。慌ててモネを振り払うと、ヒナタはドアを開けるのですが、なぜか隠れていたはずのモネが姿を現していて……!?
後ろを振り返ると、モネが立っていて…
「あのね!!ユリに会いに来たの!!」
「同じホテル泊ってるなんてさー、
学生みたいでうれしくって!」
「たしかにそうだねぇ!」
「でもごめん!これから両親とラウンジ行ってくるの!
終わったらモネたちの部屋に顔出すよ!」
モネの会話に合わせながらも、
やんわりと部屋の退出を促すユリ。
「じゃあね、ヒナタ。
先にお風呂入っちゃってね!」
そう言うと2人はドアを閉め、
出て行ってしまったのでした。
◇ ◇ ◇
ヒナタとユリが泊まる部屋にモネがいるのは明らかに不自然だったわけですが、モネが機転を利かせたお陰で事なきを得ました。ただ、去り際の不気味な笑顔が気になりますね。モネもどこまで計算をしているのか分からないですね。