ある小児歯科医に出会うまで、自己流の歯磨きをしていたため、わが家の子どもたちを虫歯にさせてしまいました。自分ではしっかり仕上げ磨きをしているつもりだったので、「歯磨きをしているのに虫歯になるのは体質?」なんて思っていました。今回は、歯磨きにはコツがあることを知ったエピソードをお伝えします。
自己流ではきちんと磨けていなかった!
わが子が通っている小児歯科では、検診のたびに歯垢を赤く染める液で磨き残しがないかチェックしてくれます。以前の私の磨き方では、歯ブラシが歯の汚れている部分にしっかり当たらず、磨き残しが原因で虫歯になってしまったようでした。
歯磨き指導をしっかりしてくれる歯科医と出会ったことで、子どもたちの虫歯がゼロになりました。毎回、しっかり聞いて参考にしているのですが、子どもの歯はどんどん生え変わるので、磨き方の指導も変わっていきます。
仕上げ磨きの体勢とフロスが大切
乳歯が生え始めて揃うまでは子どもがじっとしてくれず大泣きされたりと、仕上げ磨きをするのも大変ですよね。わが家でも、あまりに泣くのがかわいそうで早々終わらせていたときもあったのですが、歯科医に「初期虫歯ができている」と注意を受けました。
歯科医によると、仰向けに寝かせて動かないようにし、しっかり歯磨きをおこなうことが重要とのこと。赤ちゃんでも、歯が揃ってきたらフロスを必ず使うように言われたため、子ども用のぶどう味のフロスを毎日使っています。
奥歯と前歯の裏は要注意!
わが子が通っている歯科では、検診のたびに歯科専用歯ブラシがもらえます。初めて歯科専用のブラシを使ってみたとき、とても磨きやすくて感動しました。小さな力でも汚れをうまく掻き出してくれます。
とくに奥歯は磨き残しが多く、虫歯になりやすいため、なるべく横から歯ブラシを入れ、1本磨きをすること。前歯の裏も縦に歯ブラシを当て、歯茎との境目を掻き出すように磨くといいとのことです。仕上げ磨きは子どもが小学3年生になるまで続けるように指導を受け、毎日がんばって磨いています。
寝る直前のわが子の仕上げ磨き。ていねいにすると1人10分はかかるときもあり、大変に感じることもあります。それでも、わが子がピンクの歯茎にきれいな息だと私もうれしくなるので、続けていこうと思っています。(TEXT:ママライター武山あゆみ)