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「体のことを話題にするのはやめよう」誰もわかってくれない心身の変化 #癇癪持ちの気持ち 27

【癇癪持ちの気持ち 第27話】幼いころに癇癪を頻発し、自分として生きる大変さや自分の内面に悩み続けたすみかさんが、幼少期の記憶をたどります。ある日、すみかさんは親友のノナちゃんと話し、ノナちゃんのお母さんが宿題を見ることに驚きます。そして、同じ水泳部の仲間・夏子ちゃんのお母さんは「勉強しなさい」と言っていることを知り……。すみかさんは母親のことをうるさいと思っていましたが、算数がわからなくても怒られたことはなく、案外何も言わない方なのかな!?と考えるようになりました。
頭がいいお姉ちゃんと比べられたこともなく、自分たち3姉妹のことを見た目や成績で比べない、いいお母さんなのかも……と思い始め、よそのお母さんと比べるのはやめようと思いました。

低学年のころに比べると、平穏な学校生活を送っていたすみかさん。5年生になったある日、4年生のときに交換日記をしていた、いーちゃんに体操着を貸してほしいと頼まれました。すみかさんは自分の体操着を渡します。自分から交換日記をやめたいと言い出し、そこから話しかけられなかったので、仲直りをした気持ちに。
なので、同じく交換日記をしていたうちの1人、ヨッシーに話しかけられたときは何の疑いもなく、呼びかけについて行きました。すると、そこにいたC君がすみかさんの胸をタッチ、そしてヨッシーが笑っています。その場は「やだぁーー」と言いつつも、ひどい!とショックをうけて……。

 

体の特徴を指摘されると…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

C君に胸をタッチされたすみかさんは、突然のことに動揺しながらも状況を冷静に分析。触ったのはC君だけど触らせたのはヨッシーだから、ヨッシーが悪いという結論に至ります。仕返しとして身長測定のときにヨッシーの胸をタッチしますが、やり返したところでスッキリしなかったすみかさんでした。

 

その後、クラスの友だちと廊下を歩くすみかさん。「ノナちゃんは一番小さいから先頭だね」と言うと、ノナちゃんは「どうせチビだもん」と不機嫌に……。背が小さいと写真撮影や舞台鑑賞など何でも前の方なので羨ましいなと思っていましたが、傷つくこともあるんだなと学びました。そして、体のことは人知れず悩んでいたりするので、言わないようにしようと思うのでした。

すみかさんはノナちゃんの気持ちを分かっていませんでしたが、身長が大きいすみかさんは生理やブラジャーについて他の子から質問されることもあり、みんなだって自分の気持ちを分かってないなと気づきます。

 

またある日、同じクラスの友だち・ノナちゃんと歩いていたとき、水泳部の友だちとすれ違いました。水泳部の友だちが「すみかー」と親しく話しかけてきたことで、ノナちゃんは不機嫌に……。どうやら、すみかさんに自分より仲のいい友だちがいるのがイヤだったようです。5年生のクラスではノナちゃんと仲良くなっていくのですがーー。

 

何気ない言葉だったとしても、言われた本人にとってはショックなことってありますよね。親しい仲であっても体のことや本人が気にしていそうなことは、相手が話してくるまで触れないほうがいいことも……。関係性によりますが、お互いに気持ちいいお付き合いをしたいですね。

 

 

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    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターすみか

    自身の体験をもとにエッセイ漫画を描いている主婦です。

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