ブラウンさん宅で、お手製のお菓子をいただいたあと、事前の説明もなく市販品よりも割高な料金を請求されたことがきっかけで、パープルさんはブラウンさんと距離を置いていました。
支援センターからも足が遠のいていたある日、イエローさんと意気投合。そこにまたしてもブラウンさんが偶然現れ、「市販のおやつは手抜き」と価値観を押し付け、お手製のお菓子を説明もなく、割高な金額で売りつけようとしてきました。
イエローさんが説明を求めると、ドヤ顔でこだわりを語るブラウンさん。しかし、「私には高いので買いません」「あのままお金を払わされたら、詐欺だと思っちゃうかも」と告げ、きっぱり断ったイエローさん。
本当に良いものなら相手が納得できるような販売方法を考えてみてはどうかと、毅然とした態度で伝えました。
実は私も「似たようなこと」していた…ママ友の過去
はっきりと自分の意見を言うイエローさんに後押しされたのか、ついに本音を言えたパープルさん。今まで良かれと思って言っていたことを否定され、ブラウンさんは激怒して去っていきました。
気を取り直して市販のおやつを食べながらイエローさんは、自分も過去に同じようなことをしていた経験があると話し始めたのです。
手芸が得意で、知り合いからの依頼でお金をもらって幼稚園グッズを作っていたイエローさん。あるとき、人づてに聞いたという知らないママから、大量の幼稚園グッズを頼まれます。
出来上がってから金額を伝えると、「そんなに高いの!?」と驚かれてしまったそう。
イエローさんがはっきりと意見を言えたのは、過去の経験があったからだったのですね。手作りの手芸品は、量産品より生産コストがかかるので割高になりがちなものですが、知らない人も多いはず。
初対面で大量の幼稚園グッズの制作を短納期で頼んできた相手もどうかと思いますが、金銭感覚は人それぞれ。イエローさんが最初に具体的な金額を伝えておけば、意見の食い違いはなかったのかもしれませんね。
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