義母はママとパパに謝罪し、改めてママに本当の別れを告げました。
義実家へ戻った義母と義父は、離婚に向けての話し合いを進めました。義父が離婚を撤回させようとしても、義母の意思は固く、速攻で「結構です」と拒否。
そして義母が義実家を出る当日。
「困ったらこの家に戻ってきてもいいんだぞ」と言う義父に、「戻りませんよ。私のこと、もう愛してないでしょう」と言って義実家にそのまま住む義父を残し、義母は少しの荷物を持って出ていくのでした……。
後悔先に立たず、ひとりになった義母は…
家を出て、パパやママにも連絡したものの、返信してくれたのはパパだけ……。
義母はもうママから連絡は一生来ないのだろうと悟りました。
全部なくなった義母の周りにはもう誰もいません……。
「会いたい……菜々子さんに。誠に……愛菜ちゃんに……」
こうなったのは自業自得だってわかっているけれど……みんなに会いたい。
「許して……ごめ……んなさい。ひとりは寂しい」
泣きながら倒れ込む義母……。
もし、合鍵を盗まなかったら……、合鍵の合鍵なんて作らなかったら、あんなバカなまねしなければ……。
もし叶うならやり直したい……あのときに戻りたい……
そう願う義母なのでした……。
義母は合鍵を盗まなければ……と後悔していますが、それ以前からママは断っても押しかけてくる義母に悩んでいました。もっとママの気持ちを考え、言葉に耳を傾けていたら違った未来が訪れていたかもしれません。
夫婦でも、義両親でも、友人でも、相手への思いやりがあるからいい関係が築けるもの。誰に対しても思いやりを忘れないようにしたいですね。