離婚の意思が変わらないことを郁夫に告げると、郁夫の提案で「3人で最後のお出かけ」に行くことに。楽しい1日を過ごし、ユナさんとタイチを自宅に送り届けた郁夫は、なんとユナさんが目を離した隙にタイチを連れて去ってしまいました。
ユナさんは黒利さんがこの件に絡んでいると考え、急いで黒利さんのマンションへ。するとタイチの泣き声が部屋の外にまで響いていました。
ユナさんは黒利さんに玄関を開けないと警察を呼ぶと必死に伝えますが、親戚の子を預かっているなどと言い出てくる様子はありません。
すると黒利さんと同じ階に住む住民に声をかけられ、衝撃の話を聞かされたのです……。
私は何でもっと早く気づけなかったの…
黒利さんの部屋の前で扉越しに言い合いをしていたところ、隣の部屋の住民がユナさんに話かけてきました。
話を聞くと、一時期この家で子どもがベランダに出されて泣いていたとのこと。
おそらく今泣いている子どもの声だと住民は言います。
黒利さんに怯えていたタイチの様子を思い出し、郁夫にタイチを任せたことと、「何でもっと早く気づけなかったの」と、とても後悔するユナさん。
警察に連絡しようとしたとき、号泣するタイチを抱えて郁夫が出てきました。
連れ去りについて言い訳をする郁夫の横で、黒利さんはイライラしながら「うっさい! 黙れクソガキ!」と罵り、タイチはますます怯えて大声で泣いてしまいます。
まさか郁夫にタイチを預けていた間、虐待を受けていたとは……ユナさんは郁夫に不倫されていたこと以上に、ショックが大きいのではないでしょうか。
タイチはまだ2歳ととても幼く、はかり知れない怖い思いをしていたことを想像すると、胸が締めつけられる思いです。
黒利さんにタイチを預けて、一体郁夫は何をしていたのでしょうか。そしてようやく本性を現した黒利さんのその姿を見て、郁夫は自分がしてきたことを心から反省してほしいです。