一生懸命に作った料理を食べてくれなかったり、好き嫌いが激しかったりと、食事の悩みはつきません。本来食べることは楽しいはずなのに、親子にとって食事の時間がいやな時期がありました。今回は栄養士に聞いた「年齢別食事のしつけのポイント」についてお伝えします。
1歳前半「手で食べる」
食べさせてもらう食事から、自分から食べる食事へ変わる時期。テーブルや床は食べもので散らかり放題でした。後片付けもひと苦労ですよね。これ以上散らかしたくない思いから手を貸してしまうことが多かったですが、できるだけ自由にさせてあげるのが重要だそうです。
この時期は自分で食べることが大事だと、栄養士さんが言っていました。そして「上手に食べられたね」と声かけをして、食への意欲を引き出すことがポイントだとか。
1歳後半「スプーンとフォークを使う」
今まで行ってきた手づかみからスプーンとフォークの使い方を教えるのも苦労しました。やっぱり手づかみの方が食べやすい!と、なかなかスプーンとフォークを使ってくれなかった記憶があります。
この悩みを栄養士さんにしたところ、強制はしてはならないとのこと。食事のたびにスプーンやフォークを用意して、汁物があったら「スプーンを使ってみようか」など声をかけて様子をみるといいそうです。
2歳「マナーを意識して食べる」
2歳ごろから「こぼさないように飲む」「ごはんが器に残らないように食べる」などのマナーを促せる時期だそうです。スプーンやフォークは上持ちから下手で持つよう促したり、少しずつマナーを教えていきます。
また、自己主張が激しい時期なので、無理強いはせず「背中がピーンと伸びているとかっこいいよ」という風に褒めながらのしつけがポイントだそうです。
きちんとマナーが身に付くのはまだ先だとしても、この時期に親に教わった食習慣が土台になることを学びました。そして「食べることは楽しくて好きなこと」だと味わせることも食事のしつけで大切なことだと感じています。(TEXT:ママライター田中由惟)