ノナちゃんに仲間はずれにされたすみかさん。ですが、翌日登校するとノナちゃんの機嫌は直っており、何事もなかったかのように接してきました。そして、ノナちゃんの家に遊びに行ったとき、すみかさんは彼女からキラキラのペンをもらいます。翌日、学校で先生が「最近、ペンがなくなっている人がいる……」と話し始めました。それから、同じクラスのウタちゃんのカバンやノートがなくなったり、図工で作ったものが壊されたりということが続き……。
すみかさんとノナちゃんが教室で2人になったときのこと。ノナちゃんはウタちゃんの机にあるメモ帳を見て、「も〜らい♡」と自分のカバンに入れてしまいました。盗った!?と衝撃をうけたすみかさん。ウタちゃんのものを盗っているのはノナちゃん?という疑惑をもち……。
自分は犯人を知っている…
ウタちゃんのメモ帳を自分のカバンに入れたノナちゃん。すみかさんに、「この前、ウタちゃんにつねられて痛かったから仕返しで盗った」を話します。そして、他のクラスから盗ってきたというペンやメモ帳をすみかさんに見せてきました。すみかさんは、ノナちゃんからもらったキラキラのペンも盗んだものなのかな……と思い始めます。自分のものはあげたくないけれど、人のものは欲しがるノナちゃん。犯人を知ってしまったすみかさんは動揺します。
ペンやメモ帳の紛失が続くため、先生が一人ずつに事情を聴き始めました。ウタちゃんの気持ちを考えると辛くなり、涙がでてきたすみかさん。ですが、犯人を知っていて言わなかったことが先生にわかると怒られるかなとも思い、「誰がやったか知ってる?」と聞かれて「知らないです」と答えてしまいました。そして、この日から盗難はなくなります。
このまま黙っていて良いのか……と迷うすみかさん。ノナちゃんのことを黙っているならば、自分はこれからも変わらずノナちゃんと友だちでいるしかないんだなと思うのでした。
仲の良い友だちが人のものを盗んでいると知ったとき、どうするべきか悩みますよね。犯人が誰かを知るとウタちゃんが悲しむのでは、黙っていたことを先生に怒られるのでは、ノナちゃんに裏切り者と思われるのでは、などいろいろ考えると余計に何も言えなくなると思います。こういうとき、第三者的な立場の人がいてくれると話やすいかもしれませんね。