「何かようですか?」不思議なことを言う中年女性と娘
小学2年生の娘は、自転車で公園へ遊びに行くのが日課。ある日、娘が自転車で公園から帰宅したときのこと、マンションの駐輪場で、突然見知らぬ中年の女性が「鶏肉買ったじゃろ?」と声をかけてきたというのです。
娘が帰宅後、「ママ、今日鶏肉を買ったの?」と聞いてくるので、私は不思議に思いました。買ったものを詮索しているような内容にちょっと引っかかりを覚えたので、その晩、夫に相談をしましたが、あまり深くは考えていない様子でした。
数日後、いつものように自転車で遊びに行った娘が、焦った様子ですぐに帰宅。駐輪場で、また同じ女性に「鶏肉買ったじゃろ?」と聞かれたというのです。私は、真相をたしかめるため、見知らぬその女性のもとへ。話を聞くとどうやら、自転車を出しにくそうにしている娘のために、他の自転車を寄せてくれていたのでした。
自転車が「取りにくかったじゃろう」と言った女性の言葉を、「鶏肉買ったじゃろう」と聞き間違えていた娘。勘違いだとわかり、私と娘はホッとしたと同時に、助けてくれた女性に対して不審に感じたことを申し訳なく思いました。近所の人のやさしさが心に沁みる話でした。
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作画/Pappayappa
著者:茂木 あずさ
38歳で4児のママ。4人それぞれの対応に追われてあっという間に過ぎていく毎日。