私と同じ時期から妊活をしていた友人は次々に妊娠し、どうして私だけ妊娠できないの?とあせりを感じていました。職場の上司から「子どもは?」と聞かれることも。今回は、妊活をしていた私の経験をもとに、他人の目を気にしないための考え方についてご紹介します。
妊活中にストレスを感じる女性は多い
私の友人10人に妊活中ストレスを感じたことがあるか調査をしてみました。すると10人中8人が「ある」と答えたんです。いちばんの理由は「なかなか妊娠しないことへのあせり」。次に「自分より遅くに妊活を始めた人からの懐妊報告に落ち込むこと」でした。
この結果に、私自身もすごく共感しました。なぜなら私も経験者のひとりだからです。同じ時期に妊活を始めた周りの友人が次々と妊娠していくと、自分だけが取り残された気持ちになり、落ち込んで涙したこともありました。
自分だけの目標を作り、考えすぎる時間をなくす
人の目を気にしない。そう分かっていても気にしてしまうのが人間です。そこで私が意識したのは「自分だけの目標を作り、考えすぎる時間をなくすこと」でした。
冷え性を改善するためにルイボスティーを毎日飲む、1日30分のウォーキングをするなど、小さなことでかまいません。そして、他人は自分のことをそれほど見ていないと思っておくと、気持ちが楽になりました。自分の行動を監視したり、干渉したりするほど、人はヒマではないですからね。
「子どもは?」は、当然あり得ることだと思っておく
妊活中に人から言われるのがいやだった言葉が、「子どもは?」でした。悪気はないことは分かるのですが、「妊娠したくてもできない人に向かってなんてことを言うんだ!」と怒りが沸騰したものです。職場の上司に言われることが多かったですね。
でも、今だから分かることがあります。それは「子どもは?」と聞かれることは、当然あり得ることだと思っておく必要があるということ。今では、他人に投げかけられる言葉にいちいち敏感に反応する必要はなかったのかもしれないと思っています。
他人の目を気にする最大の原因は「自分をよく見せたい気持ち」に尽きると思います。人にどう思われるかではなく、今自分がどうありたいのかを考えることが大切ですね。これは妊活以外でも言えることだと私は思っています。(TEXT:ママライター田中由惟)