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歩くたび膝が痛むように。ただの関節痛だと思ったら思わぬ診断が!【体験談】

53歳で田舎に移住してから車での移動が増えたため、体重が6カ月で7kg増。急激に太ったのが原因か、歩くたびに膝の痛みを感じるようになりました。最初はただの関節痛だと思い、湿布を貼る程度の応急処置をしていましたが、歩けば歩くほど膝の痛みが強くなるばかり。尋常ではないと感じ整形外科を受診したところ、思わぬ診断を受けました。私が受けた診断と膝のケアについて紹介します。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師中村 光伸先生

光伸メディカルクリニック院長。医学博士。整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』(アスコム)。
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私を襲った膝の痛みの原因は

2021年のコロナ禍に田舎へライフシフトしたことにより、電車通勤などのストレスから解放された半面、歩く機会が激減し運動不足に。都会では、最寄り駅までの徒歩、駅の階段の上り下りなど、軽い運動する機会があったため、それなりに体形を維持していましたが、田舎へライフシフトして6カ月で体重7kg増の激太り。当然、激太りした体重を支える足の筋肉も衰え、歩くたびに膝に痛みを覚えるようになりました。

 

初めは大したことではないと軽く考え、市販の湿布などで応急処置。その後、歩くにつれ膝の痛みがどんどん増すばかりだったため、近所の小さな整形外科にかかりました。膝が痛くなった経緯や体重が急激に増えたことなどを話したら、膝に体重の負荷がかかったために生じた関節痛ではないかと言われました。

 

なるべく運動をしないようにとアドバイスされ、湿布と痛み止めをもらいました。とりあえず、医者に言われたとおり、歩くことを控えて湿布を貼っていたら、膝の痛みが徐々に改善されたためそのまま放置していました。

 

整形外科で股関節の被りが浅いと診断

膝を触診する様子

 

その後、膝の痛みが再発してしまいました。再発のきっかけは、友人に誘われて中山道の宿場町を歩いて巡る3泊4日のツアーに参加したことでした。歴史的な建物に気を取られて、山道を歩いて巡ることを深く考えずに参加したせいで、現地に到着して歩き始めてから大後悔。

 

中山道のアップダウンがある道のりを毎日歩き続けたせいで、膝だけでなく股関節の痛みがピークに。舗装された道路でも歩くときは、常に山登りのストックが手放せなくなり、後半は足を引きずりながら何とか完歩。 

 

その後は、床座(ゆかざ:床に座ること)で右膝を曲げて座ることができなくなり、右足は常に伸ばして座る状態に。さらに、膝がジンジン痛くて眠れなくなることも。足を引きずって歩くことが多くなり、同僚にすすめられた地域で評判の整形外科を受診しました。 

 

問診のほかにエックス線検査を受けた診断は、生まれつき股関節の被りが浅いため、骨盤が体重を関節の適切な部位で十分に支えきれなく、歩行バランスが崩れて膝に負担がかかるということでした。

 

また、そのことにより股関節軟骨の一部への負荷が強くなり、さらに体重の負担が積み重なって、軟骨が擦り減り痛みが生じているとの見解も。 それって高齢女性に多い変形性股関節症? 私まだ54歳なのに、とショックを受けました。

 

 

腸腰筋を鍛えて膝の痛みを改善

バランスボールを使ってストレッチする女性

 

私が診断された股関節の被りの浅さには、特にこれといった治療がないらしく、「えっ、一生この関節痛と向き合わなくてはならないの?」とかなりのショックを受けました。年齢による筋肉の衰えも原因の1つだと言われ、医者に対症療法ですすめられたことが、腸腰筋を鍛えることでした。

 

腸腰筋は、上半身と下半身をつないでおり、足を持ち上げる、体を曲げるなどの動作に関わる重要なインナーマッスルです。私の場合、体重の増加と運動不足や、無理な姿勢の在宅パソコン作業が原因で、腸腰筋が凝り固まって腰、股関節、膝に負担がかかっていたようです。 

 

腸腰筋を鍛えるために、筋トレ嫌いの私でも簡単に取り組めて継続できるセルフケアを、自分でYouTubeで検索。床にごろんと寝っ転がり、膝を曲げたり脚を太ももから上げ下げしたり、太ももの前側、後ろ側、内側の筋肉を鍛える自己流ストレッチを実践しました。例えば、寝ながらできる膝の可動域を拡げるストレッチや、座りながらできる膝のお皿周りのストレッチや、横になりながら大腿四頭筋を鍛えるストレッチなど。 

 

お風呂上がりのリラックスタイムに、YouTubeを見ながら3分から5分程度の超簡単なストレッチを実践しています。

 

まとめ

50歳を過ぎて見た目だけの老化だけでなく、関節やインナーマッスルまで衰えを実感したことで、改めて54歳という年齢との向き合い方を考える必要があると痛感しました。 若いころは50代の体力の限界を想像することができなかったように、今後の60代、70代の自分がどう健康でいられるか、とても不安であり未知な部分です。

 

健康でなければ人生は楽しめないことが自論のため、まだまだ大丈夫だと過信せずに、将来に備えて継続可能な簡単セルフケアを続けていきたいと思っています。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

 

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著者:いずみ

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