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「久しぶりだね」おじさんにキスされかけた!?野放しの不審者が何人もの女児に… #誘拐されかけた話 最終話

「あの日わたしは、誘拐されかけた」最終話。ほや助さんが大人になった今でも強烈に思い出すのは、小学校4年生のときに体験した「誘拐未遂事件」。事件が起こったのは、自宅からほんの数分の場所。車から降りてきたおじさんに突然、話しかけられたと思ったら、おじさんは大声で女児向けアニメについて語り出しました。これが通称“キュアおじ”との出会いです。

キュアおじは女児向けアニメの変身セットを取り出し、「着替えてみせてよ」と要求。ほや助さんの腕をつかみ、自宅へ誘います。しかも、キュアおじの車の中には、まさかの女児用下着が‼ ほや助さんがキュアおじの腕を振りほどこうとすると、変身セットが水溜まりに落ちてしまいます。

そのショックからか、キュアおじはほや助さんを解放。ほや助さんは無事に自宅に帰り着き、すぐに警察に通報しましたが、事件が起こった通りには監視カメラがなく、捜査は難航……。そして、事件発生から3カ月後、またも女児への声かけ事案が発生したのです。

ほや助さんの誘拐未遂事件から3カ月後に起きた、女児への不審な声かけ……。

 

被害に遭っているのは、私だけじゃない…

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年齢は40代前後、髪型は耳までの長さで暗い色……。

 

注意喚起のメールに記された不審者の特徴は、キュアおじと酷似。そして、キュアおじがほや助さんに放った「またかよ」という言葉を思い出します。

 

「やっぱり、私だけじゃなかったんだ……」

 

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「『友だちになろうよ』と声をかけた、だって! それから……」

 

「『キスされそうになった』……!?」

 

メールを読み進めると、そこには衝撃的すぎる内容が書かれていたのです。

 

 

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「今度は●小の3年生が……」

 

「えっ、▲▲町にも出たの!?」

 

「×丁目の子も……」

 

キュアおじと思われる不審者による声かけ事案は、その後も数カ月に1度の頻度で発生。そのたびに情報が更新されているはずですが、捕まえるには至りません。

 

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被害情報は届くのに、警察から良い知らせは来ない……。

 

ほや助さんもお母さんも、もどかしくて仕方ありません。

 

そして、ほや助さんが大人になり、このマンガを描いている今も、キュアおじは捕まっていない様子。つまりは十数年もの間、野放しのままなのです。

 

 

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あの日の出来事は確実にトラウマになって、記憶から消えない……

 

「久しぶりだね、行こっか?」

 

ほや助さんは今でも、あのキュアおじの声が聞こえてくる気がするのです。

 

 

キュアおじが捕まっていないかと思うと、身の毛もよだちます。

 

警視庁によれば、子どもの犯罪被害の場所として多いのが、ほや助さんが誘拐未遂に遭ったのと同様に「路上」だそう。

 

できる限り、子どもひとりにならないことが大切ですが、万が一に備え、交番や人の出入りが頻繁なスーパーやコンビニのほか、緊急時に助けを求められる「子ども110番の家」の場所も、親子で一緒に確認しておくといいかもしれません。

 

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    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターほや助

    宮城県仙台市在住、アラサー絵描き。インパクト大な人々とのトンデモ体験談を、ライブドアブログ・instagramで連載中。

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