過去の経験をもとに
夫は食べかすや鼻水をかんだティッシュを放置するなど、部屋を散らかす名人。それを改善してもらうため、私はある方法を試しました。
それはゴミを捨てる場所をいくつか部屋の中につくり、ゴミを捨てるという習慣をつけてから最終的にゴミ箱を1つにするという方法です。
昔、実家で初めてペットを飼っていたときに、排泄場所のしつけがうまくいかず苦労した経験がありました。そのときに効果があったのが、排泄場所をいくつか設置して、少しずつ減らしていき、最終的に1つにするという方法でした。
この方法を活かして、夫にもゴミはきちんとゴミ箱に捨ててもらうようにしようと作戦を実行することに。まずは、リビングの角と等間隔にゴミ箱を6つ設置しました。すると、手の届く範囲にゴミ箱があれば、夫は私が何も言わずともゴミを捨てることがわかったのです。
少しずつ減らして…
早速次のステップへ! リビングに設置している6つのゴミ箱を、2週間ごとに1つずつ減らしてみることにしました。
最初は夫が普段座っているソファから遠い場所のゴミ箱から減らしました。すると夫は、自分の位置から一番近いゴミ箱にゴミを捨てるように癖づいていたからか、遠くにあるゴミ箱が減っていることには気づいていないようでした。
そして、地道に続けていくうちに夫がきちんとゴミ箱にゴミを捨てるようになり、リビングのゴミ箱を1つにすることに成功しました。
その成果は!?
リビング以外にも寝室や廊下を含めて、ゴミ箱を20個近く設置していたのですが、現在では各部屋に1つずつで問題なく過ごせるようになりました。
ゴミの回収は私の役割だったため、ゴミ箱を多く設置していたときは大変でしたが、大人になっても人の成長を間近で見ることができたのはとてもうれしかったです。
もし、面と向かってイライラした気持ちを表に出してしまっていたら「捨てないと怒られる」と渋々ゴミを捨てていたかもしれませんが、夫は自主的にゴミを捨てるようになりました。
私の努力が功を奏したのかなと思うと、やってよかったなという気持ちでいっぱいです。
頭ごなしに怒ってしまうと「お互いに嫌な気持ちになるかもしれない」と思って、ひねり出したこの方法。この喜びをいろいろな人と共有するために、職場の同僚や友人たちに「この方法で成功したの!」と話題にすることもあります。
著者/月野 結
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