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義妹の同居を勝手に許可した亭主関白夫に文句を言うと「逆らうなら出て行け」→ならばと実家に帰った結果w

私と夫は、私名義の新築の家で2人暮らし中。しかし、そこに義妹が転がり込んできて――?

私名義の家に、突然転がり込んできた義妹。どうやら夫が勝手に同居の許可を出したようで――?

 

お兄ちゃんのものは私のもの!?

ある日、家に帰ると、私の荷物が廊下に出されていました。私の部屋だったところから、ひょっこり顔を出したのは夫の妹、つまり私にとっては義妹。「お義姉さんの部屋は私がもらうね!」「これからよろしく」と言われて、私は目を白黒させました。

 

詳しく話を聞くと、家賃を半年滞納した義妹は大家さんに追い出されたそう。勝手に同居の許可を出したのは夫でした。とりあえず義妹には出て行ってもらおうとしたのですが、「お義姉さんの名義だからなんだっていうのよ?」「嫁のものは全部旦那のもの、そしてその旦那であるお兄ちゃんのものは私のものでもあるんだよ!」と聞く耳を持ちません。

 

その後、帰ってきた夫を私は問い詰めました。義妹が大家さんに追い出されたのは自業自得。うちに泊めてあげる義理はありません。しかし、夫は「うちの実家は新しく立て直したばかりで、妹の部屋はもうない」「お前の部屋を潰せばいいだろ」と、義妹の肩を持ち続けます。

 

「私はこれからどこで寝ろって言うの?」と聞くと、「リビングのソファで寝てればいいんだよw」と言い出す始末。しかも、夫は義妹に「好きなだけいていいぞ」と言ったそう。

 

私が建てた家なのに、私の居場所は取り上げられてしまったのです。

 

夫の理不尽な要求

夫は、私の稼ぎの方が多いことも気に入らない様子。「人事部に給料を下げるように言え」「俺とのバランスを考えて、お前の給料を下げるのは当然だろ」と訳のわからないことまで言い出しました。

 

さらに、夫は「お義父さんは寡黙な超亭主関白で、お義母さんはその3歩後ろにいて、あんな立派なご両親のもとで育ったならいい嫁になると思ったのに」と私に対する不満を文句たらたら。

 

「俺が決めたことに文句があるならお前が出て行け!」

「嫁ごときが旦那に逆らうなんて言語道断だ!」

「では、私は実家に帰ります」

「頭冷やしてこいw」

 

亭主関白な私の父に叱られて来い、と言い放った夫。私は夫のお望み通り、父に相談しに実家へ向かうのでした。

 

父の反応は…

3日後――。

 

半泣きの義妹から「家の前に解体業者が下見に集まってる!」「この家を解体するから出て行けって言われてる!」と連絡が来ました。

 

その家と土地の持ち主は、私。父に相談し、「もうその家は必要ない」と判断した私は、解体してきれいさっぱり更地にすることを決めたのです。

 

「私の住むところがなくなっちゃう!」「解体業者を追い返さなきゃ!」とパニックになっている義妹。もともと解体工事の会社をやっていた私の父が、率先して人手を集めて下見に来たことを教えると、「親まで解体に乗り気なの!?」と義妹はびっくりしていました。

 

30分後――。

 

義妹から話を聞いたらしい夫から、怒りの連絡が。「超亭主関白の親父さんに再教育されてるんじゃなかったのか!」と言う夫に、「父には叱られました、『そんなことを言う馬鹿旦那に舐められたら終わりだぞ』ってね」と返した私。

 

私の父が自分の味方になってくれると信じて疑わなかった夫。「威張り散らすなんて情けない」「男の風上にも置けないやつだな」「俺が一番嫌いなタイプの男だ」と、父の言葉を一言一句そのまま伝えておきました。

 

今回の件で、私は夫に愛想が尽きてしまいました。「家を更地にした後は離婚する」と告げて、いったん話を切り上げました。

 

1週間後――。

 

未だに離婚したくないとゴネる夫。痺れを切らした私は「あなたの自己満亭主関白にはウンザリ」「もう離婚しかないわ」と告げました。

 

 

すると、「じゃあ親父さんに頼んで亭主関白を勉強するから!」と予想の斜め上の返しをしてきた夫。「黙って3歩後ろを歩きたくなるような旦那を目指すよ!」「そしたらもう離婚したいって言わないよな?」「そうと決まれば親父さんに弟子入りのお願いだ!」と、夫の妄想はエスカレートしていきます。

 

呆気にとられた私が何も返せずにいると、父が「こんなアホみたいな弟子なんて誰がとるか」と代わりに返してくれました。あまりに的外れな夫の言動に、父もあきれ果てていたのです。

 

「私は亭主関白なんてしていない」と言い切った父。「妻が後ろを歩いているんじゃない、いつでもどんなときでも家族を引っ張っていけるように、私が自分から妻の3歩前を歩いているんだよ」「妻の誕生日の月はすべて外注にして、休暇を作ってるんだ」「言葉にするのは苦手だが常に妻にはリスペクトの気持ちがある」と、実像を明かしたのです。

 

驚く夫に、「妻を都合のいいように扱う夫になりたいなら、娘と離婚してからにしてくれ」「これ以上長引けば、妻が君をショベルカーでぶん殴りに行くのを止められる気がしない」と続けた父。

 

夫は、私の母親につつましやかなイメージを持っていたようですが、実際は父よりも血気盛んな武闘派なのです。母のギャップに恐れをなしたのか、それから間もなく夫からサイン済みの離婚届が送られてきて、無事私たちは離婚することができました。

 

 

亭主関白をはき違えていた夫。私の父の話を聞いて、少しでも良い方向に代わってくれれば、と思います。


 

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