初潮を迎えた数日後に…
私は小学校を卒業する間近で初潮を迎えたのですが、それから数日後に母から1冊の漫画を渡されました。
その漫画は生理とはどのようなものなのか、体にはどのような変化が起こるのか、といった生理に関する基礎知識を、子どもの目線でわかりやすく解説した漫画でした。
もともと私は本を読むことが好きで、漫画の内容もとてもおもしろかったため、生理の知識をすんなりと理解することができました。
思春期ゆえに…
当時の私はちょうど思春期に差しかかっており、自意識を持ち始め、大人への対抗心も芽生え始めていました。それまでの私は、母に対して何でも話し、べったりと甘えていましたが、このころは母とも少し距離を置くようになっていたと思います。
実際生理になったことは伝えられたものの、ナプキンの使い方を教わるのは多少気恥ずかしさを感じていました。おそらく母はそれを予想して、漫画を渡すという機転を利かせてくれたたのでないかと思います。
冷静に対処できるように
その後、おりものも出るようになりましたが、初めておりものを見ても「あぁ、これが漫画の中で出てきたものか」と気がつき、冷静に対処することができました。
もちろん学校の保健体育の授業でも、おりものについて習っていたと思います。しかし、言葉として簡単に説明されていても、実際に目にしたおりものとすぐに結びつけられたかはわかりません。
誰にも相談できずしばらく悩んでいたのではないかと思うため、母の機転に感謝したのでした。
生理の話にかかわらず、子どもが間違った性の知識を得たり、余計な不安を感じたりしないよう親子で話すことは重要なことだと思います。しかし、思春期の子どもと話す機会を持つことは、簡単なことではないとも思うため、本を渡すのはいい解決方法だな、と思っています。
著者/百田
監修/助産師 松田玲子
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