こんにちは、離乳食インストラクターの中田 馨です。離乳食が進んで、手づかみ食べが始まったその次に、赤ちゃんはスプーンを使うようになります。今日はスプーンを使い始めるタイミングやどういう使い方をすればいいかをお話ししますね。
スプーンを使い始める時期は?
赤ちゃんがスプーンを使い始めるのにおすすめなのは1歳前後です。ママが持っているスプーンに興味を持って、手を伸ばす赤ちゃんもいるでしょう。赤ちゃんがスプーンに興味を持ち始めたときが、スプーンの始めどきですよ。
スプーンの進め方3つのポイント
スプーンを赤ちゃんに渡しても、すぐに自分で使えるようにはなりません。ほとんどの赤ちゃんが握りしめてお口に入れて舐めたり、スプーンで机や器を叩いたりするのではないでしょうか? 最初はそれでOKです。スプーンを持てた喜びを味あわせてあげましょう。
最初はスプーンの使い方を知らない赤ちゃんですが、自分でスプーンを使えるようになるまでのポイントを3つに分けて紹介します。
1. まずはママが手を添えて
最初はママが赤ちゃんの手を持って一緒にスプーンを握り、口まで誘導します。最初はスプーンにすくった離乳食を口にうまく取り込むことができないこともありますが、それも徐々に取り込めるようになりますので心配しなくて大丈夫です。
2. ママがすくって赤ちゃんが口に入れる
自分でスプーンを口に運ぶことができるようになったら、離乳食をすくうのはママが手伝って、口に運ぶのは赤ちゃんというように役割分担をしましょう。
3. 赤ちゃんが自分で食べる
1・2の手順を踏むと、赤ちゃんは徐々に自分で食べられるようになってきます。スプーンと手づかみ食べと混合になっても大丈夫ですよ。
最初、スプーンの持ち方が大人と違うため気になるかもしれません。離乳食期の赤ちゃんはスプーンを上から握ります。これはほとんどの赤ちゃんが通る道です。2歳前後で大人と同じように握れるようになります。また、底の深い器を準備すると、スプーンですくいやすいですよ。赤ちゃんが疲れたときは、ママがお手伝いしながら無理せずスプーンの練習を進めてくださいね!