「私たち夫婦も同じようになるの…？」両親の「ある光景」を見て結婚生活に不安が

 

私にとって両親は、喧嘩をすることはあるけれど、コミュニケーションをしっかりとる仲のいい夫婦というイメージでした。しかし年を重ねるにつれて、両親はささいなことで言い合いをするようになりました。

 

マイペースな父は、昔から片付けが苦手で、使った物をなかなか片づけてくれません。一方、母はきれい好きできちんと片づけていないと機嫌が悪くなるタイプです。

 

昔は文句を言いながらも母が片づけをしていたのですが、最近は「なんで片づけられないの？」「私は召使いじゃないんだけど！」と突き放すような言葉で父に怒るように。

 

それに対して父は「そういう言い方するから腹が立つんだ！」「いつも喧嘩腰で、まともにコミュニケーションとる気がないだろ！」と喧嘩口調で返すのです。

 

喧嘩をするときもありますが、休日に2人で出かけたり旅行したりと完全に不仲というわけではないので、これが両親のコミュニケーションの取り方なのかなと思っています。

 

義両親は、夫婦間で積極的にコミュニケーションをとっているようには見えません。義父は物静かなタイプで義母は思ったことを素直に口にする、裏表のない人です。

 

2人が言い争いをしているところを私は見たことがありませんが、義父は「何もそこまで言わなくてもいいのに……」と思うほど、義母の行動に口を出してくることがあるそうです。

 

そうは言っても、義母も義父もお互いへの思いやりを感じる部分が所々で感じられるので、喧嘩するほど仲がいいということかなと思っています。

私たち夫婦は結婚前に同棲期間がなく、授かり婚だったため、新婚の時期もほとんどありませんでした。

 

ただ、お互いに不満があっても我慢して、限界を迎えてから大喧嘩に発展することも……。限界まで我慢するタイプの喧嘩は、1回あたりのダメージが大きく、喧嘩後の仲直りもギクシャクしてしまいます。

 

そんな大喧嘩を何度か経験してからは、我慢するのはよくないと気がつき、不満に思ったことはそのときに言うようになりました。

 

両親や義両親のように、時々夫と言い合いをするようになりましたが、大事な家族だからこそお互いに思ったことを共有して解決していきたいと思っています。

 

 

夫と結婚して間もないころは、よく言い争いをする両親と義両親を見て「私たちも喧嘩するようになってしまうのかな」と不安でした。しかし、思ったことを素直に伝えることで夫婦の絆が強くなっているということなのかな、と考えるようにしています。

 

著者／まさの