ある日、会社へ出社すると上司から「体調は大丈夫?」と声をかけられました。上司によると、ウイルス性の感染症の流行によりお休みの人が多いそう。
上司の言葉を聞き、「自分も感染しているのでは?」と不安になったさとこさんは病院で検査を受けることに。
検査の結果、さとこさんも感染しておりホテルにて療養することになりました。
「セクハラになる?」上司の葛藤
幸い軽症で済んだため、ホテル療養後はすぐに職場に復帰できました。以前よりも体調が良く、いつも通りの毎日が戻ってきたのでした。
その2カ月後、課長がさとこさんの異変に気がつきます。「松本さんが少しふっくらしてきたと思って……」と、さとこさんの先輩・二宮さんに相談。課長はさとこさんの妊娠を疑っていますが、デリケートな話題なので本人に直接聞けません。2人は妊娠していたら今の仕事量では大変かもしれないと、心配してくれていたのです。
課長は二宮さんに、さとこさんの体調や妊娠について、何か聞き出してほしいとお願いするのでした。
たしかに妊娠はデリケートな話題ですが、仕事上で報告が必要になる場面もあるかもしれません。さとこさんのように自身が気づいていない場合、報告のしようはないですが、妊娠したら体調の変化により休まざるをえない状況になることも。業務量の調整やキャリアプランにもつながるので、無理のない範囲で伝えたいですね。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師 松田玲子
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