その後、ヒナタはモネから毎晩夜中の授乳を一緒にやろうと提案をされてしまいます。最初は断ったヒナタでしたが、モネに脅されたこともあって、しぶしぶ毎晩モネの部屋で赤ちゃんの授乳をおこなうことを承諾したヒナタ。
しかし、次第にヒナタの体には疲労が溜まっていたのです。それを見かねたユリは夜中の授乳を交代すると伝えたのですが、ヒナタは強い口調でそれを拒否指定しまいます。声を荒らげたヒナタに驚いたユリでしたが、「負担はきちんと共有して、お互いに余裕を作っていこうよ」とやさしく声をかけたのでした。
妻のやさしい言葉に、夫はうなずいたものの…
「……うん、でも本当に大丈夫だから……」
「……わかった。でもキツイと思ったら、
すぐに言ってね」
「ちょっとうまくできなかったからって、
私はヒナタを嫌いにならないよ」
しかし、その晩ヒナタは
モネの部屋へと向かったのでした。
◇ ◇ ◇
ユリのやさしい言葉はヒナタに響いたはずなのですが、モネの部屋に行ってしまったヒナタ。恐らく、モネとの約束を破ったら今の幸せが壊されてしまうかもしれないと思ったのでしょう。やはり隠し事をするというのは良くないですね。ヒナタ自身がどんどん追い込まれていっているように思ってしまいました。