ライコちゃんが2年生に進級したころに、お友だちができました。
ライコミさんは夫に報告し、喜んでいたのですが……。
うれしくも寂しい、子どもの“親離れ”
ライコミさんの娘・ライコちゃんは、人見知りで引っ込み思案な性格。
これまで何をするのにもママの元から離れることはなかったのですが、小学2年生に進級したころ、そんな彼女に「リアムちゃん」という初めての友だちができました。
「ママ、明日リアムちゃんが一緒に学校行こうって誘ってくれたの」
ある日、友だちと2人で学校に行くことを約束してきたライコちゃん。
どこへ行くにもパパやママの後ろに隠れるほどの内気な性格だった娘の成長を、両親は喜びます。
期待に胸を膨らませながら、ライコミさんは2人の登校についていくことにしました。「初めましてかな? ライコのお母さんです」
ライコミさんが挨拶すると、リアムちゃんは突然「ライコの家に遊びに行きたい」とぶっきらぼうに言ってきました。無表情で家に行きたいと言われ、驚いたライコミさん。「変わった雰囲気の子……」と不思議に思ったのでした。
子どもの交友関係を把握しておくのは親の責務。子どもからしてみれば要らぬお節介かもしれませんが、わが子だけでなく、子どもの友だちとも適度な距離を保ちつつ見守っていきたいですね。