ナプキンを替え忘れて…
ある日のこと。生理中だった私は、昼休みにナプキンを替えるのをうっかり忘れてしまい、そのまま午後の授業を受けることに。授業が始まってしばらく経ったころ、ドッと経血が出る感覚が……。
「やばい! 漏れちゃったかも!」と思ったのですが、先生に「トイレに行きたい」と言うのは恥ずかしく、そのまま授業を受け続けたのです。
その日の私は、厚手で濃い色のデニムスカートをはいていました。けれども、そのスカートも経血で濡れていくような感覚が。授業が終わり、恐る恐る立ち上がってスカートを確認すると……びっちょりと経血が染みており、なんと椅子にも経血がついてしまっていたのです!
友だちの指摘に焦って…!
経血が漏れてしまい、大ピンチの私。椅子についてしまった経血は急いで拭き取りきれいにしましたが、スカートに染み付いた経血はどうにもすることができません……。先生に相談しようにも、担任は男性だったため、恥ずかしくて言えず。保健室に行って相談すればよかったのですが、とにかくそのときは「どうにかバレずにこのまま下校しなくちゃ」という考えしか浮かびませんでした。
しかし、この日に限って、下校前に体育館で学年集会が。一刻も早く下校したかった私ですが、勝手に帰ることはできないので仕方なく体育館へ。すると、後ろに並んでいたクラスメイトに「ねぇスカート汚れてるよ?」と声をかけられてしまったのです!
クラスメイトの指摘にかなり動揺した私は、「け、今朝、家で椅子の上に置いてあったトマトを踏んじゃったんだよね!」と、訳もわからない言い訳を……。きっとクラスメイトは親切心で声をかけてくれたはずですが、私は「経血が漏れていると絶対バレたくない」という一心で嘘をついてしまったのでした。
当時の私にとって、学校での経血漏れは衝撃的な出来事。生理に対する恥ずかしさもあったため、「とにかく周りにバレないようにしなくちゃ」とばかり考えていました。今は、娘を持つ母となったので、わが子には生理で困ったことがあったらすぐに相談するよう教えたいと思います。
著者/匿名
イラスト/マメ美
監修/助産師 松田玲子
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