言いたいけど言えない
わが家では、夫と家事の役割分担をしています。進んでやってくれるのでありがたいのですが、そのタイミングが気になってしまうときがあります。
本当は「今じゃない!」と言いたくなるのですが、せっかく家事をしてくれているのに、私が注意してしまったらその意欲を削いでしまうのではないかと思うと言うことができません。
まずは遠回しに言ってみる
ある日の食事後、私は見たいテレビ番組があったため、リビングでテレビを見ていました。片づけはあとでしようと思って食器などは放置していたのですが、それを見た夫が代わりに食器を洗い始めました。
キッチンとリビングは隣同士のため水の音が気になってしまいテレビ番組の内容に集中できません。「あとでやるから置いといていいよ」と遠回しに伝えてみましたが、夫は「いいよ、やっておくからテレビ見ときなよ」という反応でした。
夫が私のために洗い物をしてくれているのはわかっていたため、そのときは「ありがとう」とお礼だけ言いました。ところが、やっぱり水の音が気になってしまって……。
今度は直接言ってみる!
今度ははっきりと「水の音が気になってテレビの内容が入ってこないの。だから、食器を洗うのを一旦やめてくれる?」と言いました。
すると夫は「じゃあ初めからそう言ってほしかった」と不機嫌に。言いづらいがために遠回しな言い方をしたことで、余計に夫を傷つけてしまったのかと思い、だったら最初からそう言えばよかったなと後悔しました。
せっかく家事をしてくれているのに、といった気持ちからなかなか本音が言えず中途半端に思いを伝えたところ夫を嫌な気持ちにさせてしまいました。「最初からはっきり言ってほしかった」という夫の言葉も理解できます。今後は、家事をしてくれることへの感謝の言葉を伝えるとともに、気になることがあればきちんと伝えようと思います。
著者/やん子
イラスト/アゲちゃん
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