異常すぎる妻の潔癖症
妻が超潔癖症であることを知ったのは、結婚してからでした。子どものころから潔癖症だったそうで、ほかの人が気にならないような小さな汚れすらも許せないのだとか。
そのため、家の中は常に清潔な状態でいなければ精神的ストレスが溜まるらしく、妻は家にいると常にどこかを掃除しています。僕もどちらかというときれい好きなタイプなので、妻が家を常に清潔に保ってくれていてとてもうれしかったです。
しかし、妻と僕との間では「清潔」の感覚が大きく異なっていたのでした……。
玄関で行われる日々のルーティーン
結婚を機に仕事を辞めて専業主婦となった妻は、毎日帰宅する僕を玄関で迎えてくれます。最初は、「そんなに僕のことを好きなのかな」と思っていましたが、妻の手には必ず除菌スプレーが握られているのです。
僕が玄関に入った瞬間、妻は「おかえりなさい」と言いながら、僕の頭から足の先まで除菌スプレーをかけまくります。さらに、その場で着ている服をすべて脱ぐように言われ、風呂場へ直行させられます。
妻いわく、仕事で一日外にいると体がウイルスまみれになっているから、すぐに除菌が必要なのだとか……。帰宅したらまずはひと息つきたいところですが、妻の前では許されません。
一度、まずは家に入って落ち着いてから風呂に入りたいと妻に伝えたものの、鬼のような表情で却下されたうえに、1時間近く説教されることになったので、今は妻の言う通りにしています。
常に清潔を保とうとしてくれている妻に感謝の気持ちもあります。しかし、こだわりが強すぎて融通がきかないのは悩みどころです。将来子どもを授かるかはわかりませんが、子どもに対しても自分の考えを押しつけてしまうのは避けたいです。そうなったときは、もう一度妻と話し合いが必要だと考えています。
著者/匿名
イラスト/おみき
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!