喪失の悲しみに浸っているだけではいられないのが残酷な現実。ぷよ子さんは、胎内のわが子を摘出する「掻爬(そうは)手術」を受ける必要がありました。涙をこらえて目を閉じた手術の瞬間、麻酔が効き始め、体は動かないのに頭だけ覚醒状態になったぷよ子さん。「終わりました」という先生の声が脳裏に響いて……?
掻爬(そうは)手術は終わったけれど
手術直後、起き上がれずにベッドまで担架で運ばれた私。めまいと吐き気が強く、体を動かせなかったのです。意識はある状態でしたが、思考が鈍くて頭が回りませんでした。悲しみが強すぎて心がシャットダウンしていたのだと思います。
さらに1時間が過ぎて起き上がれるようになった私は、夫が迎えに来る出口まで、看護師さんに付き添ってもらいました。そのとき廊下で、小さな赤ちゃんの姿が目に入ったのです。その瞬間途切れていた感情が襲い掛かり、滝のように涙があふれてきて……。
すると看護師さんが、「私も2回流産しています。だから悲しくてつらい気持ちはよくわかります。初期の流産はお母さんのせいじゃないから、自分を責めすぎないで」と声をかけてくれました。それから、こう言ってくれたのです。
「きっとあの子たちは天国から私たちを見守っている。お母さんが泣いていたら心配するから、笑顔で思い出してあげてください」と。
病院の出口で待っていた夫も、泣きじゃくる私に「よく頑張った、大丈夫」とやさしく声をかけ続けてくれました……。
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手術が終わったぷよ子さん。麻酔と大きな悲しみのせいで、思考回路がまひしていたようですね……。しかし赤ちゃんの姿を見かけて現実に直面し、号泣してしまったそうです。様子を見かねてなぐさめてくれた看護師さんの言葉にもさらに涙。彼女も同じ経験をしたことがあり、そのつらさに寄り添ってくれたこと、そして夫のやさしさに救われる思いだったのではないでしょうか。
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