こんにちは、離乳食インストラクターの中田馨です。料理にほんのり入れると香りがよくなっておいしい香味野菜のにんにくや生姜。大人にとってはおいしいお野菜ですが、赤ちゃんはいつから食べられるのでしょうか?
香味野菜とは?
香味野菜とは、料理に香りや風味を加えるためや調理に用いる野菜類のこと。にんにく、生姜、セロリ、パセリなどのことをいいます。
香味野菜には、苦みや辛味など、独特の香りがあるのが特徴の野菜です。冷ややっこでもかつお節をかけただけよりも、ねぎやみょうがや大葉をかけるだけで風味や彩りがぐんと変わりますよね。
赤ちゃんはいつから食べられるの?
そんな香味野菜ですが、赤ちゃんはあえて食べなくてもいいと考えています。とくににんにくや生姜は独特の香りとともに刺激もありますので、使わないほうがいいでしょう。
たとえば、セロリは独特の香りがありますが刺激が少ないので、赤ちゃんがいやがらなければ与えてもOKです。
離乳食や幼児食でのじょうずな使い方
では、香味野菜はどのように赤ちゃんや子どもの食事に取り入れればいいでしょうか。
たとえば、セロリ、長ねぎ、三つ葉、大葉、パセリ、パクチーの場合は、赤ちゃんがいやがらなければ1歳~1歳半ごろを目安に極少量からスタート。大葉は舌ざわりが特徴的ですし、パクチーはとくに風味が強いため無理はしなくていいです。
にんにく、生姜、みょうがは刺激が強いので、消化器官が成長してきた幼児期後半ごろの3〜6歳を目安に少量からスタート。必ず加熱調理をしましょう。好きだからといっても食べすぎにも注意が必要です。
どの香味野菜も、少量からというのといやがるなら無理しなくてもいいというのがお約束。大人でもたくさん食べるものではありませんし、いずれ食べられるようになるのですから、のんびり進めて大丈夫ですよ。
保育士で家庭的保育所経営。一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表。関東と関西中心に、離乳食インストラクター養成講座やママ向けに離乳食講義・料理教室を開催中。「かおりの“和の離乳食レシピ”blog」では1500以上の離乳食レシピを掲載中。