家事や育児は私任せ。イクメンパパがうらやましいですが、これが私たち夫婦のスタイルとも思っています。そんな私の夫ですが、出産で入院中は私のサポートをしてくれました。今回は、出産入院中の体験談をお伝えします。
産後に付き添ってくれた夫の様子
初めての出産では会陰切開をしたため、産後は歩くのもやっとでした。食後に食器を返しに行くのもひと苦労。そんなときに夫がサポートしてくれるのは本当に助かりました。
普段は自分の好きなことばかり楽しんでいる夫ですが、このときばかりは違いました。出産の大変さを目の当たりにしたこともあってか、立ち上がるときに手で支えてくれるなど、妙にやさしい夫の様子が新鮮でした。
わが子が愛おしい夫の気持ちが伝わる瞬間
夫の仕事は17時が定時ですが、ほぼ毎日残業で帰宅時間は平均20~21時でした。一方、産院の面会時間は21時まで。終業時間のチャイムが鳴ると、猛ダッシュで産院へ来てくれたときは驚きました。
「残業しなくて大丈夫?」と聞くと、夫は「朝早く行って仕事をする」と言っていました。わが子が愛おしい、会いたい気持ちが私にも伝わってきてうれしかったです。「あれ、私の心配ではなくて?」と突っ込む場面もありましたけどね。
産院に泊まって付き添ってくれた夫に感謝
2人目の出産時は多量出血したため、しばらく寝たきり状態でした。1人目出産時では経験しなかったことなので、改めて同じ出産はないことを痛感しました。
このときはベッドに横たわる私を心配そうに見つめる夫の姿が印象的でした。夫は産院に泊まって付き添ってくれ、食事や育児のサポートをしてくれました。そばにいてくれるだけで安心でき、夫の存在を大きく感じた瞬間でした。
入院中の夫のやさしさに感動した私でしたが、退院するといつものグータラ夫に戻りました。これが通常モードなため、入院中はかなり頑張っていたんだと思います。いざというときは、そんな夫も力になってくれることを知り、心強く感じました。
著者:田中由惟
一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。