はじめは妊娠にもあまり関心がなく、子育ても未経験だったわが家の夫。そんな夫も、今ではイクメンパパに変身しました。今回は、イクメンパパになってもらうために、わが家でやってよかったことをご紹介します。
エコー写真と病院の診察内容はすべて話す
妊娠初期のころ、初めての妊娠ということもあり、わが家の夫は「まだあまり自覚がない」と言っていました。そこで、初めての健診や妊婦健診の内容はもちろん、赤ちゃんのエコー写真も毎回必ず見てもらい、夫婦で共有するように心がけました。エコー写真を見ながら、ここが赤ちゃんの手で、ここが顔になるなど、詳しくていねいに説明しましたよ。
「この子が今おなかにいるんだよ」と伝えることで、少しずつですが実感もわいてきたようです。数回目には、まだ宇宙人のような胎児の写真を見ても、かわいいと言ってくれるようになりました。
妊娠中期からはパパも育児の勉強!
毎月購入して読んでいた妊婦雑誌に、イクメンパパのコラムが掲載されていました。短い文章で読みやすく、毎月一度と手軽なので、夫はそのコラムを読んでくれるようになりました。さらに、その後は産婦人科でもらった「パパのお世話教科書」という冊子も自分から読んでくれていました。
今では「パパのお世話教科書」にあった「パパが手伝ってくれてよかった家事ランキング」なども参考に、お風呂そうじやゴミ捨て、布団干しなども自分からしてくれるようになり、とても助かっています。
感謝の気持ちを伝えてパパのやる気アップ!
今では、イクメンになったわが家のパパは、子どものお世話はもちろん、妊娠期からしてくれているゴミ捨てを今でも続けてくれています。
夫にとっては「してあげている」という思いはなく、自分の家、自分の子どもだからこそ、協力して当たり前だと思ってくれているようです。私も何かをしてくれるたび、大げさにではなく、さらっと「ありがとう」と伝えています。お互いに感謝の気持ちを伝えることはとても大切だと思います。
イクメンパパへの道は、まずはパパになる自覚を持つことが大切だと感じます。感謝の気持ちを伝える習慣も大切ですね。わが家では産後の今でも続けており、息子も何かをしてもらうたびに「ありがとう」と当たり前に言えるようになりましたよ。
著者:前田奈々
自閉症の長男、次男の二児の母。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。