私はワンオペ、夫は若い女性と飲み会…?
わが家には、まだまだ甘えたいざかりの3歳の長女と、やんちゃざかりの1歳の長男がいます。私は毎日、家の中をどんなに片づけても一瞬で散らかす1歳の長男に手を焼いており、弟のお世話がしたくて抱っこしようとする長女からも目が離せません。そんな中、夫は毎週のように飲み会。仕事柄飲み会が多いのは理解しており、人脈づくりが昇進にも影響してくるので快く送り出していました。
そんなある日、夫と家でテレビを見ていたときのことです。バラエティ番組で女性タレントがしたコメントに、「そういえばいつも一緒に飲んでいるあいつも同じこと言ってたな〜」と言う夫。「え? 普段飲んでいるのって女性なの?」と、純粋な疑問を持ち聞き返すと、夫はしまったという顔をしました。夫の職場は業界的に女性がほとんどおらず、今いる女性は派遣で来ている20代の事務職の人だけなのは私も知っています。何気ない会話から、いつも行っている飲み会は会社のものではなく、会社の女性と2人きりの、プライベートなものだと判明したのです!
頭にきた私は、「私が必死で子どもを育てていて、なるべく早く帰ってきてほしいと伝えてもいるのに、どうして平気で女性と飲みに行けるの?」と聞くと、夫からは驚きの回答が返ってきました。「お前が子育て大変そうだから、アドバイスをもらってるんだよ!」と言うのです。そもそも子どもがいない女性に子育てのアドバイスをもらっているなんて意味がわかりませんし、不倫なのではと疑わずにはいられません。夫は会社の飲み会と嘘をついて女性と飲みに出かけたことを謝罪し、「本当に何もないから」と不倫を全否定しましたが、私の疑念はなかなか晴れませんでした。
この出来事の翌週に私と夫の共通の友人の結婚式があり、子どもを実家に預けて夫と2人で参加。そこで参列していた子どもがいる友人に、夫が女性と飲み歩いている事実を話すと、友人は「ありえない!」と夫に説教してくれました。夫はなかなか不倫の疑念が晴れないことに、不満そうな表情です。
結婚式後、友人を仲介にしてきちんとこの件について話し合うことに。夫に話を聞くと、私が日々忙しくし過ぎて、夫は声をかけづらく悩んでいたと言います。手のかかる子どもたちの対応もうまくできず、自分が子育てに向いていないと感じ、子どもへの接し方や子育て中の私への接し方を、学生時代に保育の勉強をしていたその女性に相談していたのだそう。
しかし、私が日々夫に求めていることと、その場の状況をよく知らないその女性からの助言の内容が一致するわけもなく……。夫の試行錯誤は空回りだったとわかり、夫はがっかりした様子。そこから私たちは「少しでもいいから2人の時間を持ってちゃんとお互いの思いを共有しよう」と決めたのでした。不倫の疑念についても、夫がその女性とのチャットのやり取りを見せてくれたことで無事に晴れ、夫は今後、女性と2人きりで飲みには行かないと約束してくれました。
日々の育児を理由にして、夫との時間がとれていなかったことを私自身も反省。その後は夫婦時間を意識的にとることで、夫は私の状況を知ることができ、子育てに対する意識が少し変わったと感じています。子育てに追われていても、夫婦の時間を持つことは大切だと痛感した出来事です。
著者:中村さや/30代・会社員。夫と3歳の長女、1歳の長男の4人家族。英語の実務翻訳家を目指して、日々スキルアップに励んでいる。
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)
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