一緒に暮らしてわかった生活リズムの違い
夫は、24歳のときに出会った会社の同期です。27歳のとき交際をスタートし、28歳で結婚しました。
一緒に暮らしはじめると、1年の交際期間ではわからなかったお互いの生活ルーティンが、まったく逆であることに気づかされました。
私は早寝早起き、整理整頓しておきたい性格。一方の夫は、夜ふかしするうえに昼寝もずっとできるタイプで、部屋が散らかっていてもあまり気にしません。そのため必然的に、夫が昼寝をしている横で私が家事をすべてこなすことになるのですが、正直これが不満で……。
昼寝をするぶん、どうしても晩ごはんやお風呂の時間が遅くなり、これが夜ふかしにつながって生活リズムが狂うこともイヤでした。
夫を「大げさ」に褒めるようにしたら…
それでも、ダラダラしている自分のまわりでテキパキと掃除や家事を進めていく私の姿を見ると、慌てて手伝ってくれようとする夫。そのうち、夫が食器洗いを手伝ってくれたときなどに、「ありがとう! めっちゃ助かるわ~」と感謝を伝えると、徐々にほかの家事も手伝ってくれるようになりました。
そして、手伝ってくれるたびに「こんなにやってくれる人おらんで~」「仕事が丁寧!」というように、ちょっとしたことでも大げさに褒めるように。
家事の順番が非効率で時間がかかっていたので、やってほしい家事の順番やポイントを詳細に伝えて、それが完了したときには「とても助かった! さすが普段から家事をしてくれるだけあって早いな!」と伝えました。
そのうち、夫の掃除や家事は段取りよく進化。次第に私のルールや生活リズムを観察して、私スタイルに合わせてくれるようにもなりました。掃除をするタイミングや順番、タオルをしまう場所やしまい方、洗濯物の干し方、掃除機を毎日かけること、寝る前に台所をリセットすることなど、自分でも気づいていなかった細かなルールを、夫はしっかり見ていて理解してくれたのです。
私も歩み寄って「わが家のルール」が完成
夫が私に合わせてくれていることを知ってからは、夫の家事のやり方が私とは違っても、「やってくれるだけありがたい」と思えるようになりました。そして私も、夫の行動を見ながら、合わせられるところは合わせるように心がけました。
時には夫に、どうしたいかを直接聞いて思いをすり合わせたことで、お互いに過ごしやすい「わが家のルール」が、徐々にできあがったように思います。
夫が私を理解しようと努力してくれて、自分から私に合わせてくれようとしたことがうれしかったです。夫の思いやりがあったからこそ、私自身も夫に合わせていこうと思えましたし、お互いに歩み寄れたのだと思います。そのやさしさに感謝しつつ、夫と結婚して本当によかったと感じています。
文:そうまのママ/女性・主婦
イラスト:アゲちゃん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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