妊活中にふと母の話を思い出しました。母が妊娠中、親知らずがうずいて大変だったという話です。私の親知らずは下歯に2本生えていました。きれいに生えていれば心配が少ないのですが、私の親知らずは斜めに生えているのが気になるところ。妊活中の今、念のため歯科で診てもらうことにしました。
レントゲンで知った親知らずの虫歯
歯科でレントゲンを撮ったところ、斜めに親知らずが生えていることで、磨けない箇所が虫歯になっていると先生に言われました。まだ痛みはありませんでしたが、このまま放置していたら大変なことに!
妊娠中に治療をすることになれば、より心身ともにストレス大です。歯科を受診して本当によかったと思いました。さっそく抜歯をすることになったのですが、切開が必要になるため、県立病院で小手術を受けることに。
なかなか抜けない親知らずに大苦戦
思い出すのもつらい親知らずの小手術。麻酔をして切開し、まず右下の親知らずを抜歯しました。ペンチのような器具でゴリゴリ、グイグイと引っ張られます。なんとか無事に成功しました。
問題は、左下の親知らず。なかなか抜けなくて、先生が大苦戦していました。結局は抜歯できず、歯を削って処置をすることに。アゴが変形するかと思うくらい、つらい治療でしたが、妊娠前に治療を済ませておいて本当によかったです。
妊娠中に親知らずが痛くなるケースも!
私の母以外にも、妊娠中に親知らずが痛くなったという話を聞いたことがあります。原因は生え方や虫歯など人によってさまざま。
歯科で聞いた話だと、妊娠中はとくに虫歯や歯周病にかかりやすいそうです。妊娠すると女性ホルモンが増え、お口のなかを正常に保つ唾液の分泌が低下してしまうことを知りました。できるだけ妊娠前から歯科へ通院し、トラブルを予防することも大切だと痛感しています。
今も抜歯できなかった親知らずは静かに埋まったままです。ズキズキ痛み始めたら再度治療が必要になるため、ドキドキしています。受診してみないと気付かないこともあります。定期的な通院は大切だと感じた経験でした。(TEXT:ママライター田中由惟)